台風2号が日本の太平洋岸を綺麗な弧を描いてなめて行くようです。
あの位置で出来る今の時期の台風はフィリピンから台湾に向かい大陸に行くのが通常です、
右に首を振っても朝鮮半島に北の方向にしか曲がれないのですが、今回はすんなり右に曲がっているようですね。
このコースは「秋台風」のコースです。
台風シーズンと言われる時期はこのコースを通るので日本では秋が台風シーズンと思われているわけです。
中国本土などは日本よりはるかに早い時期が台風のピークなんですよね。
まだ、5月なのにこのコースに台風が入ってくる・・・
そんなに多いケースでは無いですね。
有難いことに、温暖化で海水温が上がったとはいえ、この時期だと日本近海の水温はまだ低目ですから、勢力は衰えてくれると思います。
しかし、ばっちりと梅雨前線は横たわっているようですね。
つまり…
台風本体の雨風より前線の方が怖いことになりそうです。
台風から離れた所での大雨は油断しがちですからね。
紀伊半島は前が太平洋、そして、すぐ後ろに山は控えるのでご存知のように降雨量がものすごく多いです。
何千年も何万年もこれが繰り返されていますから、地形もそれに慣れています。
前に日本海溝があり落ち込みが激しいので、扇状地だとか沖積平野など無いので川の水が溢れてあたり一面水浸しなんて起きないのです。
平野なんて神様がジョレンやトンボを使って均してくれたのではなく、川が暴れて土砂をばら撒いたから出来たものですからね。 洪水の時に水が来て当たり前なんです。
昨日も知り合いと話したのですが…
「風さえ吹かなんだら少々降ってもええけどねえ・・・」
『あの台風なら200から300mmで収まるじゃろうね』
「それなら、この辺は安心じゃね」
『よそでそんだけ降ったら被害が出るじゃろうね』
「前線もあるし、気の毒に…」
・・・
と言うことです。
豪雨地帯っていい所でしょう?
ただ…
傘なんか役に立たない…
車のワイパーも役に立たない・・・
ちょっと不便ですけどね。
追記
まだまだ遠くに居るのに…
10時に、県道「七色峡線」「飛鳥ー日浦線」が交通止めになっちゃいました。
台風が過ぎるまで雨が継続して二時間以上止まないと解除なりません。
すごく長くなるかも…
「七色峡線」は迂回路がありますが、かなり遠回りです。
「飛鳥日浦線」も遠回りだし、そっちの方が???
これらの交通止めは雨量規制で崩れたりはしていませんし、近年崩れては居ません。
追加 10:50に県道「熊野川ー紀和線」通行止め
追追加 13:00 国道169号線 その他山間部の県道全部交通止め
残るは国道42号線、311号線の海岸線部分
海岸部は多くは降っていないんですけどねえ…
そんなに計測場所も無いように思うのですが最近の県道はすぐに止まります。
ゲートがないので通行可能なんです。
責任逃れかな???
追々追加 13:30 JR紀勢本線「特急南紀」運休します。
陸の孤島に戻りつつあります。
でも、木本では普通の雨ほども降っていません。
台風の余波の雨は局地型豪雨になりますからね。
熊野市周辺地図です