LUZの熊野古道案内

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2011年 05月 25日

熊野の旅 秦の徐福と観光客

 秦の始皇帝に命じられて「不老長寿の秘薬」を探しに出たのは「徐福」だけでは無いようですが、少なくとも日本に徐福さんがやってきたのは間違いないようです。
 厄介なことに、「徐福伝説」はこの辺だけでは無いようですけどね。

 熊野市の波田須は上陸地点とされているようですし、隣の新宮市には徐福の墓もあります。
 日本で探していたのは「天台烏薬」と言う植物だそうです。
 探していたものかどうかは判りませんが、「天台烏薬」と呼ばれる潅木はこの辺では植わっています。
 見かけではそんな「不老長寿の秘薬」に成りそうなものでは無いですけどね。
 たしかに地元では。「秦の徐福が探しに来た天台烏薬はこれだよ」といわれています。
 不思議なことに、本家本元の熊野ではこれを食すとか薬に使うと言うことが無いのです。
 「センプリ」「コナスビ」「ジュウノウ」「ユキノシタ」・・・一杯、薬草を使ってきたのに、「天台烏薬」を使わないのはどうしてでしょうね?
 近年では「天台烏薬茶」なんてのが観光客用に売られていますが、随分続く「健康食品ブーム」の間も、これを配合して「不老長寿」まででは行かなくても「美容健康」を謳って売り出す会社もありませんでした。
 つまり…
 分析しても普通程度のビタミン・ミネラルが無いのでしょうね。

 「秦の始皇帝」は日本中で有名ですが、「徐福」って、この辺のように伝説のあるところ以外では無名に近いのでしょうかね?
 他所へ行ったときなど、「かの有名な〇〇〇が…」などと説明されても、こちとらはさっぱり分からないということが多いですからね。
 このように「かの有名な・・・」も当てになら無いです。

 この「徐福さん」は実在の人物で、子孫の方々が中国に居られるようです。
 中国でもそのあたりでは「有名人」のようですね。
 なんだか、縁のある人達がこことか新宮を訪れたこともあるようです。

 中国が力をつけてきて、かつての「ノーキョー」のように世界中に団体旅行を送り出している時代です。
 隣の和歌山県は中国の観光客を誘致することに燃えているようです。
 日本では有名にするのがむずかしい「徐福さん」ですが、中国本国でうんと有名に出来れば、この辺には中国人の好きな「温泉」もあるし、観光客が押し寄せてくれるのでは無いでしょうか?
 それくらいの規模でないと、「観光産業」とはならないでしょうね。

 毒にならないのなら、『天台烏薬』も食べさせて…
 二木島の鯛に天台烏薬の葉を貼り付けて酒蒸しにし、「鯛の天台烏薬蒸し」なんてのは、ヘルシーそうですよ。
 養殖の鯛の価格も低迷していますしねえ…
 もちろん、食後のお茶は「ウーロン茶」ではなく「天台烏薬茶」です。
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熊野市周辺地図です
 
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by je2luz | 2011-05-25 09:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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