LUZの熊野古道案内

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2011年 05月 22日

熊野の旅 パーク・七里御浜・ピネ 1

 隣町、南牟婁郡御浜町阿田和の国道42号線のそばに、大きな観光施設兼ショッピングセンターがあります。
 正式な名称は知りませんが、地元では「ピネ」と呼ばれ、出来てから20年を越すでしょう。
 これは、この一帯を開発するプロジェクトで国が関わったものです。
 旧三重県二区選出の大物代議士が予算を獲得して上から降りてきたようなものです。
 決まるまで地元もほとんど知らなかった、有難い大型プロジェクトです。
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 写真は中核になる観光施設とショッピングセンター部分です。
 今見えている部分は観光用のスペースとして作ったのですが、国内観光の衰退時期に重なりましたから、最初から集客できないと言う悲劇の舞台です。
 奥のほうに、ショッピングセンターの「スーパー・オークワ」が入っていますが、新宮と熊野の中間と言うことでこれまた中途半端で地元用の小型スーパーの機能しかありません。
 写真にも看板があるように、観光客用のレストランもありますが、団体バスがどんどん来る時代では無いし、思うように客が入りませんでした。
 目的地の「紀伊勝浦」まで20Kmほどなんです。
 ここを通る時は、あと小一時間で温泉に入れるし、一休みすれば夕食なんですよね。
 勝浦行きの客にはせいぜいトイレしか用が無い…
 買い物をする帰りの団体さんは、勝浦を出て小一時間ではトイレ球形もありませんね。
 そうした立地条件ですから、立案段階で「??」が付くようなものですから、私たちはオープン前から「駄目だよね」と言っていました。

 建てる側のコンサルタントと親しくなったので、これをぶっつけると…
 「私は計画されたものを無事に完成させるために来ているのです。経営はむずかしいとは思いますが、そのときには経営に関するコンサルタントが雇われて考えるでしょう。」と、答えていました。
 全国で赤字垂れ流しとか、閉鎖とかされている税金投入の各種施設と同じ構図です。
 ただ・・・
 ここのは完全な官製施設ではなく地元の自治体と個人がかんでいるのが悲劇ですね。
 ようやく、なし崩しにでもそこそこの解決を見ているようですが、この施設のおかげでこの辺の市町村合併にも大きな影を落としたのです。
 他所の町の尻拭いをさせられるのではないか・・・と言う心配が近隣市町村の住民にはありましたからね。

 この施設は後で「道の駅」にも指定されています。
 4Kmほど先の、紀宝町「ウミガメ公園」の道の駅が拡充されていて、そちらの方が客を引張るのでこれも苦戦しているようです。
 何しろ、「道の駅」も各市町村に一箇所認可すると言うことでやたらと増えていますからね。
 この「道の秋」の看板には建設費などの持参金があるので全国の自治体が群がりましたからね。
 町営・村営・市営など、立派なものが多いのはそのせいなのです。
 皆さんも、自分たちが建てたようなものですから、利用しないと損ですよ。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-05-22 10:06 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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