LUZの熊野古道案内

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2011年 05月 09日

熊野の旅 近大高専問題

 このところCATV問題でいろんな人に触れ合う機会が増えています。
 その中で、やっぱり高専問題に触れる人も居ます。
 ほとんどが「高専に出てゆかれて…」と言う形です。
 確かに、出てゆかれなくて済んだらそれに越したことは無いのですが、感情論を抜きにして現実の数字から考えると、近大は20年ほど辛抱してくれた訳です。
 子供の数が急速に減り始めて、定員を減らし、特待生とか言う形で定員割れを形だけ穴埋めし、結果、赤字が増える…
 これに対しての特効薬は「子供を生む」しかないのです。
 ここには50年ほど前に戦前からあった旧制中学、旧制女学校から発展した県立木本高等学校では定員が少ないと、県立紀南高校と私立近大熊野工業高等専門学校が増やされたのです。
 折からの理工科ブームもあり、近大高専も全国から応募もあったのです。
 しかし、少子化も始まってどんどん進学する生徒が減りました。
 理工科離れも進みました。
 近年ではこの三つの高等学校を埋めるだけの子供が居なかったのです。
 今年は近大高専がなくなったのに、県立の木本高校と紀南高校の二つを埋めるだけの子供が居なかったのです。
 紀南高校なども定員が120か何かの小規模校です。
 一般に言われるように、「高専を残すように市が補助金を出して・・・」で通る話ではとうの昔になくなっていたのです。

 そりゃあ、感情論もわかりますし、生徒や職員が居ることでの経済的波及効果も分かりますが、税金で子供を作ることは出来ませんからね。
 この数字を挙げて説明するとほとんどの人は納得してくれますね。
 それに、全国で高等学校の閉校がどんどん進んでいることもようやく報道されるようになったので、「ここだけじゃない」のも分かってくれた人が多いようです。
 「県立高校」の一校閉校も時間の問題なのがこの紀南地区の現実ですからね。
 「県立」を閉めて補助金で「私立」を残す方が市民の納得は得られないはずです。
 近大も足場の良い名張に出て行って少しお客さんが増えたようです。
 まだまだ進む少子化で何時まで耐えられるかは分かりません。
 日本国自体が何時まで繁栄を続けることが出来るのか不透明にになってきたようですから…
 西洋風に言えば…
 「神のご加護を・・・」 なんて祈る事態のようです。

 こう言ったら罰が当るでしょうが…
 「神々の里」が老齢化・過疎化・少子化の先進地になっているのです。
 原発が出来ず平穏無事に生活できるのが「神と仏のご加護」だと感謝しないといけませんね。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-05-09 09:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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