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LUZの熊野古道案内

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2011年 05月 04日

熊野の旅 熊野のテレビ事情

 熊野は日本のテレビが始まってしばらくは「電波僻地」でした。
 今のようにあちこちの山の上に中継所があるわけではないので前が海、後ろが幾重にも連なる山並みと言うところでは、VHFの電波と言えども届いてくれませんでしたからね。
 各地区の電気屋さんが山の上を歩き回ってかすかに届く電波を探し回りました。
 見つかった所でも、その山の上から集落に何回もの増幅を繰り返しながらケーブルを引くと言う金と労力のからる仕事が付いて回りますから、実現できる所とできない所が出ました。
 後にはNHKや民放の助成金も出ましたが、それは大きな町に電波が届くほどに普及してからの話でした。
 それでも、木本では、今の天皇陛下のご成婚式の時には町中に共聴アンテナのケーブルが引かれました。
 普通にアンテナを上げてテレビが入るようになったのは長尾山に中継所が出来、新宮の高森ですか?そこにも中継所が出来てからです。
 それでも、ほとんどの家ではブースターを入れないと電界が弱かったのです。
 さらに、山にけられて受信不能地区がゴロゴロあったのです。

 そんな地区で、CATVが入って来て、行政の補助金で工事費が無料になる恩恵もあって一気に加入者が増えました。
 このCATV(ZTV)は東海系の放送を主体に、それまで海岸線の家庭では受信していた関西系放送も流してきました。
 「パス スルー方式」でVHFはVHF、UHFはUHFで流していました。

 この辺りは元々紀州藩ですから。言葉や習慣も和歌山県側に似ている関西圏なのです。
 テレビ番組も関西の方が馴染みよいと言う人が多いのです。
 行政面下はこの100年ほどは度会県編入で中京圏に入れられていて役所がらみの放送は東海なんですがかみ合わない所もあります。
 
 7月の地上デジタル完全移行を機会に、国の免許の方針でもある、「エリアを越えない」「県をまたがない」と言う原則の実行をCATV会社に要求してきたので、熊野・南牟婁では関西のテレビ番組をCATVのケーブルに流さないと言い出しました。
 非常に困る人が多いので、二回に渡り議会の一般質問でも取り上げましたがいまだに特例適用の決定がありません。
 期日まで時間も無いので、自力で住民運動を始めました。
 守備範囲が個人なので狭いのですが、署名集めをはじめています。

 趣意書は次の通りです。

関西系テレビ番組がみたい!
  もうすぐ、テレビが「地デジ」と言う物に変わります。
 総務省や放送局は何年も前から、まるでテレビが生まれ変わって素晴らしくなるような、バラ色の夢を振りまきました。
 でも、こと熊野や南牟婁郡ではそんな夢どころか、鉛色の現実が待ち構えています。
 私が議会で二度に渡って質問し、要望したことなのですが、このままではアナログ時代には普通に見られていた「関西系放送」が映らなくなるのです。
 国の方針や、民間放送業界の取り決めなどと言う向こうさんの都合で、私たちの住んでいる所が、「東海・三重県」なので、「近畿圏の放送はCATVでは流さない」と言うことなのです。
 
 この辺は昔の紀州藩であり、言葉も習慣も関西に近いのです。
 食べ物も「うどん文化圏」で「きしめん文化圏」ではありません。
 さらに、地形の関係と天気は西から東へ移ると言うことから、天気予報や台風予想は関西のものを見ている人も多いのです。
 娯楽番組でも、中京系のものより関西系のもののほうが馴染みよい人も多いのです。
 そうした地域性などを無視しての関西系電波の差し止めです。

 私が公式に要望したあとで、市長もZTVに掛け合ってくれたようです。
 役所も地域性を訴える活動はしたようです。
 しかし、役所に「市民運動はしないでくれ」と言われたので、死に物狂いでやってくれるのか、勝算ありなのか…と、待っていましたが、結局は進展が見られません。
 時間的にも、これ以上待っていることも出来ませんので、皆さんのご協力を仰ぎたいと思います。
 今の時代、一番強いのは住民の熱意と力です。
 役所にすれば、住民運動は圧力に感じられるのでしょうが、目的を達成するための後押しになるはずです。
 どんな形ででも、今までどおり「関西系放送」が見られるようになればよいのです。
 見られなくなって困るのは役所ではなく、私たち市民です。

 東海系のデジタル放送だけを受信するなら、毎月の使用料を払わなくても、UHFアンテナを長尾山向けに上げれば済むことです。
VHFのアンテナほど大きく無いので設営も楽です。
もちろん、難視聴区域があるので全部とはいいませんがかなりの家は大丈夫でしょう。
さらに、海岸線の家の場合は昔のように新宮向きにUHFアンテナを上げれば関西系の番組も映ります。
 ZTVでなければ流れていない通販番組などは見られませんけどね。

 こんなややこしい事をしなくても、ZTVが今までどおりに関西系も流してくれれば万事解決なのです。
 全国に例が無いわけではないのです。
 声の小さな所は無視される感じです。

 今のタイミングで、市民の熱意を伝えなければ実現は困難かもしれません。
 やらなければ何事も始まりません。

 この活動には。署名運動が一番形として表しよいと思います。
 他の問題と違い、テレビを見る人はほぼ家族全員、成人とか子供とか関係ないと思います。
 従って、署名する人はこの活動に賛同していただける人なら誰でも良いと思います。

 さて、どうして署名を集めるか…
 組織の無い私なので、各地区で世話人を探すのがむずかしいです。
 ビラは自分で木本町内などはかなり入れられますが、その先で困っています。
 ご協力いただける方、署名の回収に手をお貸しいただける方が居られましたら、ご連絡ください。
 また、署名していただけた方はしばらくご保管ください。
 何とか回収できる方法を講じたいと思います。

            「関西系テレビ番組が見たい」と言う運動
                世話人   中田 征治
                   熊野市木本町280
 ポツポツと協力してくれる人も出てきていますが・・・
 ポストに入れたビラが500枚ほどです。
 熊野市は10000戸です。
 個人ではカバーは無理ですが、視聴者の熱意は伝えられるでしょう。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-05-04 10:39 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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