木本では木本神社の次に大きな神社になるのが、新出町にある稲荷さんです。
割合と広い境内に大きな鳥居もあり、後ろが岩山、こじんまりとした林…
この敷地は、この稲荷さんを誘致?した木本の旧家「奥川」さんの所有です。
今では新出町町内会が借りて、稲荷さんを維持している形です。
木本は商業の町でしたから、昔は信者さんも多かったようですが、今では木本町、それもこの稲荷さんのある本町通りは石畳になったけどお店屋さんが全部で数軒になってしまい、「商売の神」も上がったりです。
これが今朝までの稲荷さんです。
楠の大木の新緑に覆われています。
この楠はいささか伸びすぎて、祭りの山車を仕舞ってある倉庫や社務所にかぶさって建物のために悪いし、今の季節には大量の落ち葉と細い古枝を落とすので掃除もままならないのです。
そこで、少しばかり散髪をすることにしました。
稲荷さんには「新出町稲荷特別会計」と言うのがあって、お賽銭などを積み立ててきていますので何とか散髪代程度は出せます。
しかし、お賽銭もあまり入りませんし、お祭りのときのお供えも少ないですし…
ものすごくお金の掛かる、「山車の修理」などはとても出来ません。
神殿の祠も傷んできていますが、遷宮?なんて…
この先どうなるのでしょうね?
この辺りでは、「寺の木は切っても神社の木は切るな」などと言う人も居るし、神域の木をいじるのですから、昨日、木本神社の宮司さんに来ていただいて、お払いをしてもらいました。
9時ごろ仕事にかかるとか言っていましたから、そろそろ散髪が始まった頃では無いでしょうか?
あとで少し覗いてみます。
明るくなりすぎろし、一番前なので淋しくなるでしょうね。
三年ほど我慢してもらいます。
でも、狐さんもあまりじめじめした所は嫌いなんでしょうね?
良い風に解釈しましょう。
誰かそっち方面で有名な人が…
「熊野の国木本の新出町稲荷はすごいパワースポットだ!」なんて言えば一杯人が来てお賽銭も増えるでしょうね。
「熊野古道歩き」のグループなども、時々、リーダーの説明を聞きながら鳥居のところで固まっていますが、拝殿までは行かないし、お賽銭箱は奥にしか無いし…
熊野市周辺地図です