少しおかしな名前の会社です。
見方によっては世間を欺く処方ですが、れっきとした熊野市の100%子会社です。
でも、会社法で言う「有限会社」なのに「公社」を名乗っていますし、普段の表記には(有)などはつけないで、「公社」と言う公ぶっています。
そして、市民のほとんどもこの会社が普通の有限会社だという事を知らないと言う存在です。
まあ、資本金も公募しないし、役員も公募など考えないのですから普通の会社では無いですけどね。
まあ、組織論は別にして、熊野市の駅前にデンと店を構えています。
昔なら一等地なのでしょうが、鉄道の地位が低下しているので、「お土産屋さん」として場所が良いのかどうか疑問符も付きます。
国道と鉄道がさほど多くない入りこみ客を分け合う図式ですし、熊野市はその二つが同じ所にありません。
昭和40年代前半の国道改修で道路が海岸線に出てゆきましたからね。
わずか300mほどですが、ドライバーと言うものは道路から外れて駅前に出るなどと言う行動派起こしません。
ちょいとした観光スポットでも車を止めるのが億劫になって通過しちゃうのが自家用車の運転手です。
観光に来て観光しないでひたすら走る・・・そんな人まで居るようです。
新築したものですからこの辺では一番綺麗な建物です。
二階はタクシーの休憩所などが入っているようですが、一階は売店です。
郷土物産をはじめとして、女の子好みの小間物も並んでいます。
この売店は事業の一部で、旅行斡旋業も行っていて、市が行っているスポーツイベントなどの宿泊の斡旋などを一手に行っているようです。
手法としては中央の省庁を手本にした感じです。
一般のツアーなども募集しているとか…
事業委託ですから、補助金的なお金が入ってゆきます。
有限会社ですけど儲からないようです。(儲ける気も無い?)
決算なども市議会に「報告」されるだけで、審議の対象にはなりません。アンタッチャブルです。
この会社に関してはどうも褒めにくいのです。
でも、熊野市駅の前でお店を構えて御土産を売っていますから、立ち寄ってみてください。
昔からの民間のお土産屋さんもあるのですが、普通の有限会社と個人商店の競合ですから法的には問題ないのでしょう。
道義的には疑問符が挟まりますけどね。
熊野市周辺地図です