人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2011年 04月 17日

熊野の旅 確率と防災 樋門・ゲート

 地震と言うのは全く突発的に起きるものより、半定期的に同じ辺りで起きるものの方が大きいようです。
 細かい「群発地震」てのもあり、陸地で起きると精神的に良くないですね。これには「松之山地震」なんてのがありました。
 日本では巨大地震の巣がいくつもあり、それぞれ学者によって周期は計算されてきています。
 さらに、地殻の歪計なんてのでエネルギーの蓄積もそこそこ分かるようになったようです。
 今度の地震も、ある程度「直前である」と言うデータもあったようですが、規模までは計算できないようですね。

 日本は一枚のプレートに乗らないで、いくつ物プレートの乗ったのが寄せ集まっているのでややこしいです。
 今度、一組が外れて大地震を起こし、それで狂ってしまったバランスを取り戻すのに余震が目茶目茶続いています。
 当然、隣を震源とする「東海地震」更に隣の「東南海地震」そして、「南海地震」と起きても当たり前の状態でしょう。
 そもそも、インドネシアで巨大地震があるとそんなに離れずに日本でも地震が起きてきているようですから、両サイドでバランスが変わったのですからね。

 つまり、『この目の前で地震は起きる』と言うことは確定ですね。
 この「東海地震」って、周期が短いですから厄介です。
 前回が昭和19年12月…1944年ですからまだ64年しか経っていないのです。
 人間でさえ二回も経験できる周期ですから、自然界にとっては、ずっと身震いしているようなものでしょう。
 プレートの押しくら饅頭で、人が住めないような高い山になってしまったヒマラヤなんてのもありますから、少々揺れても人間が住める日本はましなのだと思った方が良さそうです。

 70年位から100年に一回とすれば、予測範囲が30年で、10960日程度です。
 明日起きる確立は1/10960…ざっと1/11000なんです。
 そんなに低い確率では無いです。
 さらに、その中の夜の間に起きる確立は・・・1/22000程度です。
 そして・・・さたに6時間に絞ると…1/44000です。
 この絞り方の意味がピント来る人はほとんど居ないでしょうね。
 これは木本だけではない確率なんですけどね。

 木本堤防から有馬堤防にかけては、昔から浜に出る生活形態もあったので、堤防のあちこちに穴が開けられ「樋門・ゲート」になっていて、高潮などの時には閉鎖できるようになっています。
 木本では親地町に二連のものの他に、5箇所のゲートがあり、今の所、台風の接近時や津波警報のとき以外は開けられています。
 台風とか遠くの地震の津波の時は、消防団や消防車が閉めに来る時間的余裕はたっぷりあります。
 しかし、ここまで「東南海の確率」が上がってくると問題があります。
 樋門を開けたままで、「一番大きな津波を迎えるのは問題です。
 悪いことに、東南海地震は目の前の熊野灘で起きますし、このすぐ前の可能性もあります。
 一番近ければ5分程度、長くても20分で津波が襲ってきます。
 ゲートは私一人の力でも閉められますが、観音開きのゲートを二枚閉めてロックするには、家をすぐに飛び出しても5分はかかります。

 前回の東南海地震同等なら閉めるのが間に合わなくても重大な被害は出ないでしょう。
 しかし、あれより2mほど高いだけで、分厚い津波の水がゲートからものすごい圧力で町を目指して噴出します。
 ゲートの正面には細い道路があり、その道路を通路にし、両脇の家を破壊しながら数メートル下がった奥地の記念通り方面に走ると思います。
 左右にも広がって勢いが多少そがれても、津波の奥行きが500mであっても、ただではすみませんね。
d0045383_9333330.jpg

 私にはゲートを閉める権限はありません。
 でも、ゲートに近い人間が閉めるしか道はありませんね。
 役所ではそんなシュミレーションはやりません。
 相談する学者なんて自分たちの命は掛かっていませんしね。

 寝起きの悪い私が、目覚めて靴を履き20m走って樋門に取り付いて閉める…5分じゃ出来ないです。
 今のように起きていて出口に近い下手に居れば5分で閉めるでしょう。
 でも、留守の時も多いですね。

 その時間を短縮するには、常時閉鎖か、扉を一枚普段から閉めておくか…
 昔のように町の人は浜に出ることも無いですから、閉めてあったとしても不便はほとんど無いのですが、反対が多いでしょうね。
 一枚閉めても、「うっとうしい」と言う声が出ると予測されます。
 しかし、確率がどんどん上がってきているのですから、そろそろ備えておかないと…
 今の時期なら多少聞く耳を持つでしょうが、半年もすると他所の災害の記憶なんて薄れるし、海岸線に面していない人などは「他人事」になっちゃいますからね。
 でも、何とかしないと・・・

 役所を説得するより、文句だけ言う・・・それも、外野で噂を振りまく人たちを黙らせる方がむずかしいです。
 そうした、困った声でも役所がすくみますからね。
 直接抗議に来れば説明も出来るのですが…

 確立のうちで6時間単位のものは、「浜で行うイベントがぶつかる確率」です。
 運が悪ければ・・・
 と言うことですが、「交通事故に遭う確率」より高いのではないでしょうか?
 その先は書きませんが推測してください。
 こんなに心配していたら生活できないかもしれませんね。
 でも、出来るだけのそなえはしておかないと…
 できることが一杯ありますからね。


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-04-17 09:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/13398354
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 確率と予知 東南海地震      熊野の旅 木本の地震・津波対策 >>