LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2011年 04月 15日

熊野の旅 熊野物産振興会 野地木材工業 熊野桧

 かつて、熊野市には一杯製剤所がありました。
 私の家も製材をやっていて、私も現場に出ていました。
 おかげさんで、フォークリフトの運転からトラックの運転、丸太・製品の積み込み、餞別格付けなども覚えています。
 今、役に立っているのは長さの目測の正確さですね、
 材木は元来、尺貫法の世界です。
 1丈・1間、1尺、1寸、1分…
 1尺は1フィートとほぼ同じです。そして、古い舶来のカメラにはフィーとが多いのです。
 製材・材木屋の古い人間にとってフィートは身近なのです。

 今では製材所も大幅に減ってしまい、残っている所もほとんどが地元の用材挽きのところです。
 その中で、「野地木材工業株式会社」は出荷用の製品を作っています。
 得意分野は、「中目」と言われる、中くらいのものから太いものまでの「桧」の良い所です。
 「高級材」と言う分野ですね。
d0045383_9265138.jpg

 県道七色峡線と言う山間部に向かう道路のそば、山の真ん中に大きめの製材工場があります。
 交通量の少ない県道ですが、時々フォークリフトが道路に出てきますから、万一この前を通ることになったら気をつけてください。
 山の中ですから、クラクションを鳴らしても何処にも迷惑をかけませんから、早めに鳴らして合図してやってください。
d0045383_9311383.jpg

 こうした丸太から、内装材を挽きます。
 節の無い「無節」だけが高く売れると言う時代です。
 「無節」は「むじ」と読みます。
 今は、JAS規格があるので、昔の格付けとは会わなくなっています。
 建築の方では、JASの格付けは合いにくい面もあるのですけど、官僚のエリートの方が国産材も外材もお構いなく決めてくれるのですから仕方ないです。

 ここの内装材は基本的には「桧の杰材」です。
 建売だとか、安普請の家に使えるものでは無いですね。
 しかし、「紀州桧」は油分が多いですから。ニスなど塗らなくても、年月が経つと自然に光ってくるものです。
 少なくとも、艶が消えて薄ボケて来る事はありません。そこが、他の産地と違う所です。
 もし、内装材に桧を使うのなら、「熊野の桧」を使ってみてください。
 木目は少し粗いですが、先では必ず満足します。
 私など「熊野の紀州桧」を扱っていた者にとっては、「桧にニスを塗る」なんて、考えられない話なのです。


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-04-15 09:45 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/13385557
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 木本の地震・津波対策      熊野の旅 熊野市物産振興会 ハ... >>