近年は漁業も「観光」と付くのが出来てきています。
各地では地引網漁も「観光地引」になった物が増えているようです。
熊野ではその「観光地引」も引く人が居なくなっているようです。
地引を引くには十人くらいのスタッフが居なくては出来ませんからね。
結構の数の団体で無いと採算が合いません。
おまけに、七里御浜の地引だと船を浜から下ろさなくては成りませんからね。
昨日の大敷は本格的な漁専門ですが、今日の「第五宝幸丸」は観光客に「大敷網体験」をさせることもあるものです。
もちろん予約は必要ですし、天候次第で出られないこともあります。
この船はサンマ漁では全国に少しは名の売れた「遊木港」のものです。
地引網でもあげたらまるで魚が入っていないと言うことがあるのですが、大敷とて、潮の流れが悪く、魚の群れがちょいと外れた所を通ると入ってくれません。
なにしろ、追いかけられませんからね。
トップのリーダー格の魚がほんの少しコースを変えちゃうと…
今の所、音楽で魚を誘導すると言う手法も無いようですからね。
観光用の網では例え何も乗っていなくても、きちんと魚料理は味わえるはずです。
遊木だから「さんま」と言うわけではありません。
鯛だって平目だってうつぼだってあがります。
このご主人さんのおうちは急な階段を少し登った見晴らしの良い所にあります。
と、いうより…
遊木の町には平地は全然無いのですけどね。
海のそばの平地は「漁協の魚市場」高台の平地は「遊木小学校」これだけです。
問い合わせは 0597-87-0570 です。
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