熊野市物産振興会に所属する磯崎の生節製造の魚屋さんに、もう一軒、「川口商店」さんがあります。
向井さんよりもう少し山の上の旧・国道311号線のそばにあります。
ここでは、ご主人さんが、「パックした生節」を持って写真に納まってくれました。
こんな形で店頭に並んでいることが多いのです。
色は茶色だし、ちょっと地味な商品ですが、鰹節の元なのですから美味しくて当たり前です。
昨日書いたそのまま食べる方法と、他には細かくして「キュウリもみ」「大根なます」などに入れると美味しくなります。
さらに、大きめに切って炊き込みご飯に入れるとこれまた美味しいですよ。
パックを開けないで冷蔵庫に保管すれが日持ちしますし、冷凍庫ならうんと持つでしょう。
非常食にもなる美味しいものです。
猫ちゃんにあげるのはもったいないです。
生節屋さんも年中毎日生節を作れる訳ではないので、日によって色んな干物も手がけます。
この日は「サンマの丸干し」を作っていました。
下のような光景が、熊野市中で見かけられます。
行く先行く先にあるって感じです。
他所に行くと、船着場の近くに加工場が並んでいることが多いのですが、熊野の漁場は波止場の周囲にそんな平地がないので散らばったのかもしれません。
それに、つい最近まで六つの漁業協同組合があったくらい、港もばらばらだったのです。
「別嬪さんにとらなあかんで!」と、言われたのですがこれくらいで勘弁してもらいます。
その代わりに、ちゃんと宣伝はさせていただきます。
何処の干物加工場でも、年間を通してみれば「サンマの丸干し」の生産量が一番多いのでしょうね。
つまり・・・
それだけの数、売れているってことですね。
名実ともに「熊野名産」の首位は「サンマの丸干し」なのかもしれません。
私もおかずが思いつかないとき、年に何度かは「サンマの丸干し」を買いますね。
つまり、「飽きない」食べ物なんです。
熊野市周辺地図です