LUZの熊野古道案内

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2005年 07月 19日

熊野の旅 紀勢線 三野瀬駅

 この『三野瀬駅』(みのせ)は新国道がバイパス状に作られてから、取り残されたような感じの集落にあります。そのおかげで、集落全体が古く、落ち着いた雰囲気です。典型的な田舎の町並みと言う感じです。
 集落が小さいので乗降客に数の多くないようです。勿論、ここも無人駅です。
 船津を出てからしばらくして列車は久々に海岸線に出てきます。トンネルとトンネルの間には美しい海が見えます。このあたりは熊野ー尾鷲間とは違い小さな島が浮かんでいます。古里海岸という海水浴場もあります。かつては熊野の新鹿海岸と共に女性週刊誌に紹介され、若い女性で賑わったものです。日本の海水浴場の平均的な傾向として民宿のムードの無さ、部屋の劣悪さ、食事の陳腐化などがこの当たりにも見られ、更には海外旅行の低価格化が進んで、都会からの客が激減しました。円高が進んでいると、相対的な面で日本国内の物価が高く、民宿で7000円・・・バリ島のコテージで2500円、東京ー熊野往復30000円・・・バリ島40000円、これでは勝負になりません。時間も東京ーバリ・・・4時間・・・・・東京ー熊野6時間、これも勝ち目が無いですね。
 こうして考えれば当たり前のことですが、単に『景色がいいから』なんてことでは最早、観光など成り立たないわけです。温泉だってかつてはそれだけで観光地になれたのです。全国200寝らね。全国2000にもなり東京のど真ん中に出来るようでは・・・
 火が消えたようになった分、紀州一帯で『ひなびた田舎』を見ることが出来ます。
 山の中の古道ばかりではなく、古より街道の里道として暮らしを支えてきた道沿いの集落を歩くのも一つの楽しみではないでしょうか。古道歩きの人を見ると、いかにも日本人らしく、途中を楽しむことなく、ガイドブックにある目標物を探してわき目も振らずに汗をかいて歩いてゆきます。
 『それって、違うんじゃないの?』と、言いたくなります。
 この三野瀬駅なども降りても何もありません。でも、人によれば、そこに何かが見つけられるのではないでしょうか。




カメラはIKOFLEX 2a

by je2luz | 2005-07-19 12:30 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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