LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2011年 03月 05日

熊野の旅 住み良くなったでしょうね

 何度か写真を掲載した、木本町本町通りの古いお家が改装されました。
 去年の暮れからやっていてようやく完成間近です。
 古い建物を直すと言う仕事は、仕事場(大工小屋)で材料を加工してきて組み立てる新築とは違い、内装を剥がしてみないと本当の骨組みや寸法が分かりません。
 現場合わせで木を刻んで補修と新規の造作をはめ込む仕事ですから、能率は悪いです。
 大体において、剥がすと想像以上に痛んでいて、部材の交換、果は、柱の根元を切って礎に乗る部分を新しくする…なんて工事まで入ってきます。
 さらに…次々見つかるそうした部分の何処まで手を入れるか…
 予算があって無いようなことになるのが普通です。
 だって、とことんやると立替になるか、一旦さばいて組みなおしになります。
 国宝でも中々出来ないのに、一般民家では…
 だから、古い家は取り壊して今式の暮らしよい新築家屋になっちゃうのです。

 そのお宅は、古い家の主な部分を残して改装しようと頑張ったようです。
 でも、やっぱり残した部分は暮らしには向かないと思います。
 他所からの人は、「良いものですねえ…」などといいますが、実際にその中で暮らしたことのあるものにとっては決して良いものでは無いです。
 生活の場を離れとかに確保して、古い部分を維持するだけ…でも大変ですよ。
 今の家以上に、掃除や磨き上げの具合が丸見えになりますからね。
 まして、他所の人が覗くとなれば…
 座布団でも斜めになっていたのでは…

 昔のように、地元の知り合いしか来ないのなら…
 「まーあ、つらいよ・・・ひきさがしたってのお・・・」 
 『気にすんなかえ。 家らも一緒じゃよ…』
 「まってえの ちょっと片付けすさかいにの…」
 『ええのに…』
 と言う具合で済んだのもありますけど、観光となると…

 このお宅も、裏に離れがあるので開放されていたのですが、それでも大変ですよね。
 この改装では表の小さな格子は残されましたが、風通しが良すぎた木製建具が冊子になってしまいました。
 木本でふるいたたずまいを残した建物はあと何軒残っているのでしょう?
 まあ、石畳も新品ですけどね。
 本町通りでは本当に数えるだけになりました。
d0045383_10204862.jpg



 更新しました。  ★★
   


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-05 10:21 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/13051777
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 月例 広報くまの 3...      このタイミングで・・・ >>