サイゴンはベトナムでは一番賑やかな町です。
一番国際的な町でもあるようです。
どう言う訳か観光客もものすごく多いようです。
国際便の乗り入れ先も多いのが影響しているのでしょうけどね。
中心部の「ベンタイン市場・Cho Ben Thanh」では、他の市場よりはるかに多く観光客向けの店が並んでいますし、行商の人も観光客向けの者を売っていることが多いです。
この様子だと、置き引き、引ったくりなんてのもあるのかもしれません。
文無し風の爺さんは心配ないです。
本職から見れば、私の手にしているα7700iなんて古いカメラは欲しく無いでしょう。
まあ、レンズは欲しいかも知れませんけどね。
でも、今流のでかくてぶっといズームでは無いですから迫力無いです。
デジ一のα3500は少し価値が残っていますけど…
フィルムの方は17mmワイド、デジ一は10-20mmズーム、腰に付けたレンズケースには古いミノルタ28-85mmズームと言う変なラインナップでの撮影です。
でも、このラインナップだからこそ自由に何処でも撮影できたのです。
入らない、収まらないなんて事はほとんどありませんからね。
市場の外で一時間ほどカメラを構えたままで座っていました。
いろんな人が出入りします。
外人さんとベトナム人のカップルも居ました。
今は基地は無いですから普通の人でしょうね。
日本人の団体さんも何組か通りました。
ベトナム語、英語、フランス語、日本語、中国語、韓国語…色んな言葉が耳に入ってきました。
サイゴンでは米ドルが通用するからか、民間の両替所はあまり見かけません。
この市場のお店の一部では日本円も通用しているようです。銀行より通用性が良いかもしれません。
きちんと交渉すれば誤魔化されることも無いでしょう。
ダナンの銀行で拒否された5000円札、1000円札も大丈夫みたいです。
何しろ、品物を売ることに関しては熱心な人たちですからね。
金が無さそうでも、観光客はそこそこ持っていますから、物売りさんたちは片っ端から声を掛けています。
「果物」「ベトナム菅笠」「宝くじ?」「携帯電話」「バッグ」「ベルト」「財布」「サンダル」「ハンモック」・・・実に様々です。
その中で、「買って!」とも声を掛けないで、私のそばで20分ほど休んでいました。
ただ一言…「重い」って言ったようです。少し淋しそうな笑顔で…
こんなのに男は弱いです。
でも、物を運んでいるのではないから肩代わりも出来ず…
バスターミナルそばの公園で花を一杯売っていましたが、「ぼんさんが花を買っているのを見ました。
三人ほどで檀家?の人と来ていたようです。
結構、きつそうで、念仏系のお坊さんではなさそうです。
このお花の市は、お正月の前だからなのかお起きは鉢植えが多いです。
ただ…
ハノイとフエでは「蝋梅」のようなものが多かったのですが、熱帯のサイゴンでは派手なひまわりとかが多かったですね。
見渡す限り、花の鉢植え…
これを買って帰るのですから、人々の心に余裕があるってことでしょう。
所得が伸びず、経済も行き詰まりとか言われるベトナムの人の心は意外と豊かなのかもしれません。
それが若い娘の優しい笑顔になるのかも…
そして、生活苦の方がおばさんのきつい表情に表れているのかも…
ベトナムの地図です