一人で自分の足で歩いて、町のあちこちを覗いて回りますから、団体さんでは味わえない。見かけることも無いようなものも見ました。
むしろそちらの方が多くて、ガイドさんが連れて行ってくれるようなお店とか観光名所は抜け落ちているでしょう。
そりゃあ、名物だって言うから、「生春巻き」を食べるためにきちんとした所でも食事をしてみました。
見た目のきれいだし、そこそこ美味しかったですが、屋台の方が性に合いました。
商業活動の好きなお国柄なんでしょうか、町中いたるところにお店があります。
なんだか不法建築的に上へ上へ積み重ねたような家が多いですから、人口密度は高そうです。
香港ほどでは無いですが、恐ろしいような強度の無さそうな家が立ち並んでいます。
国土が狭いわけではないのですが、土地制度がそうさせるのでしょうか?
火事と地震を心配していたら、下町では暮らせませんね。
東南アジアに多いパターンで家で落ち着いて食事をしない種族も多いし、お店をやっている人は普通のように店先で食事をしています。
もちろん営業中にお構いなしです。
一流店ではやら無いでしょうが、私がうろつくような所はほとんど店先で食べていましたね。
一族揃っての食事会?も営業中の自分の店の前にテーブルを並べてやっていました。
飢えの写真のお店は大きくてこの辺では一流なのでしょうが、お店の前の道路にテーブルを並べお料理の準備をしていました。
次に通りかかった時には20人ほどで「乾杯」をしていました。
あと三日でお正月ですから忘年会なのかな??
そばの家では、店先でお坊さんを呼んで法事をやっていましたしね。
実に何でもありの様子です。
そうそう、「サークルK」がありました。
ちゃんと丸にKの字では分からないだろうと、「Circle K」って書いてありました。
ですから、絶対、「サークルK」です。
中身はコンビニもどきでした。
もちろん、これはニセモノですよね。
それと・・・
世界中にあるそうですが、「NAKAMURA」と言う店が、ハノイ、フエ、ダナン、サイゴンで見かけました。
多分、店主さんは中村さんではないと思いますけどね。
サイゴンは明らかに「外人さん向けの繁華街」と言うのが出来ています。
米軍が居た頃はもっとすごかったのでしょうけど、今はそんなややこしい雰囲気では無いですね。
この一角などは、安ホテルに泊まる外人さん向けですから、高級店と言うほどのものは無いようです。
この一角は英語表記の店が多いです。
そして、ベトナム・ドンとともにUSドルが流通している感じです。
ちょっと換算がしにくいですけど、きちんとやれば得な場合もあります。
昔の日本でも、闇でドルを使うと公式レートより良いことが多かったのですからね。
そうそう、アジアで一番売れているのが「スズキ」だそうですが、サイゴンでは超小型の乗り合いバスに、「スズキの軽トラ」が使われています。
きちんと路線番号も付いた正規のものです。
せまーい路地裏まで入ってゆく路線なのでしょうね。
日本ではとても営業許可の下りない構造ですが、地元の人は一杯乗っています。
補助椅子は、屋台で座って食べる「風呂椅子のお化け」です。
屋根の上にはキャリアも付いています。
日本の田舎では、乗客が居なくなったのでマイクロバスが走っていますが、図体はでかいし、30人ほど乗れるものです。
乗っているのは、このベトナムのバスの定員にも満たない二・三人なんて状態です。
ベトナムの方がきめ細かい配慮がなされているのかもしれません。
自由経済化しても社会主義国ですからね。
ベトナムの地図です