中心部が近代化して行く「サイゴン・Sigon」も、下町に行くと古いベトナム・VIETNAMが残っています。
東京でも下町に行けば昭和の東京どころか江戸の面影も残っているのですから当然ですね。
サイゴン。バスターミナルから「1番」のバスに乗って終点の「チョロン・Cho Lon」に行きました。
ベトナム最後の日ですが、帰りの飛行機は次の日の午前0時15分と言うものですから、丸々一日あります。
そうでなくてもオートバイで込み合うベトナムの道ですが、終点の「チョロンバスターミナル」についてびっくり…
目茶目茶混んだ歩行者天国状態のところに大きなバスを構わずに持ち込むのです。
日本なら人身事故が一杯起きるでしょうが、人もオートバイもバスもなれたもので、クラクションの山を築きながらもちゃんと所定の場所まで進んでいます。
人間、やりゃあ出来ると言うことの見本ですね。
この終点は「ビンタイ市場・Cho Binh Tay」があるからターミナルになったようです。
大きなベトナム式市場があり、私が着いた午前9時にはもう大賑わいでした。
この下町にはサイゴンに住む中華系の人の多くが住んでいるそうです。
観光客の多い中心部の市場とはかなり趣が違います。
ハノイの市場では見なかったのですが、南の方の市場では建物の前に消防自動車が待機しています。常駐しているようで、職員も配置されています。
ベトナムの道では通報を受けてから消防自動車を出したのでは、この狭い通路で混雑している市場で火事が起きたらとても間に合わないからでしょうね。
それでも、市場内に居ると不安になります。
でも、この市場は中庭がきちんと庭として残されているのでその面では安心です。
その分小振りになっています。
サイゴンで見物するようなお寺などはこの周辺に固まっています。 仏教のお寺は例によってベトナム式?中国式?です。
いくつかあって、歩いて回れる範囲です。
ガイドブックにある地図でも、地図が読める…方向感覚のある人なら、ベトナムの町は歩けます。
ただ…
地図を片手に…は構いませんが、地図を見ながら…は危ないですよ。
歩道の上には障害物は一杯あるし、オートバイも走ってきますからね。
喧嘩など起きるとお巡りさんは来ますが、交通整理のためにと言うようなお巡りさんは見かけません。
宝石店、銀行、高級ホテル、高級そうなお店の前には必ずガードマンが居ます。
テレビでも、防犯テレビの宣伝があるのですから、そこそこ泥棒とかはあるのでしょうね?
私の泊まったホテルは全部そんなものは居ませんでしたね。
そんな下町ですから、街角には風呂椅子のお化けに腰掛けて食べる屋台が結構並んでいます。
私の昼飯です。
この、「具」の野菜が信用できませんね。
私は、自分の体を信用してこれを放り込んで食べます。
これを食べて歩く分には野菜不足なんて起きません。すこぶる健康的な食事です。
だから、ベトナムの人は太らないのでしょう。
ベトナムの地図です