この準観光地のダナン・Da Nangでは本当に見るものは「五行山・Ngu Hanh Son」だけに近いです。
日本のガイドブックではあまり大きく取り上げていないようですが、あんなエレベーターをつけようかと言うくらいですから、外人さんはたくさん来ています。
寺はこの五つの山の周りにたくさんありますが、日本人から見ると、全部、中国式のお寺です。
日本人の感覚からすると、伽藍も大きく無いし、仏様もお釈迦様とか観音様らしきもの以外は、戦いの神様とからしき、鍾馗様?とか大黒?布袋?みたいなのとか、少し趣味が違うので有り難味が少なく見えます。
こっちの方が本家に近いのですからそんな事を言っては罰が当るでしょうね。
大乗仏教だからご利益もある代わり罰も当るのでしょうからね。
この中で、一番入り口のエレベーターを作っているのが一番参拝客の多いお寺のようです。
山の中腹の洞穴の中にお堂を祀っています。
そのお堂の裏側に回りこむと、鍾乳洞の様な感じで天上に穴の開いた洞窟に出ます。
この洞穴は道にはなっていませんがよじ登ることができます。
往年の田舎育ちのやんちゃ坊主で無い方は登らない方が良いかもしれません。
現地発の案内などにはこれも乗っていますが、少しよじ登ると洞穴から外に出て、岩壁を登るコースに成り、それを上るとこの岩山の頂上に出るようです。
洞穴の出口までは登ったのですが、隠されたようなコースなので、洞窟にも入ってこないし、全く誰も登って来ませんでした。、それから先に登っても景色が良いだけらしいので途中で引き返しました。
カメラで手はふさがるし、ザックが岩にあたるし…
落っこちても通りかかる人が居ないようなので止めざるをえませんでした。
それに、昔のように身が軽い訳でも無いし…
30年若かったら、何も考えずに登って行ったでしょうね。
案内板も無い代わり、危険立ち入り禁止と言うのでもありません。
仏様のご加護のある洞窟ですから大丈夫なのでしょう。
岩山の周りは石屋さんだらけです。
お土産用の小さな大理石の玉から、どでかい彫刻まで、一杯並んでいます。
今はこうした石も他の山から運んでくるのだそうです。
小さな玉で1ドル程度、大きなのでも7ドルとかですが相手は石ですからね。気軽に買ったらその先が思いやられます。
帰ってから、お寺に寄進するおつもりなら、2mも3mもある「観世音菩薩」のほぼ日本式のが立っておられます。仏像って値切ってよいものなのかどうか分かりませんが、値切って買えば送料をかけても日本より安いのでしょうね。
良いお顔をなされておられる観音様も居られましたよ。
ご利益は、奉納してから後の「性根」の入れ方???「開眼」の仕方
???次第でしょう。
単純なご利益なら「大黒様」???も一杯座ってらっしゃいました。
お参りの仕方は、あの長い線香を買って、拝む方式のようです。
単純なお賽銭箱にお金を放り込んで、「まんまいちゃーーん」と拝むのではなさそうです。
どんなお寺でも、厳かな所ですから、必ずフラッシュは止めて撮影してください。これも、禁止とか書かれていませんけどね。
ベトナムの地図です