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LUZの熊野古道案内

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2005年 07月 14日

熊野の旅 紀勢線 大曽根浦駅

 ここ大曽根浦(おおそねうら)は一見、ここに駅は要らないのではないだろうか、というほど尾鷲市外に近く。ホームからも海越しに尾鷲の三田(みた)火力発電所が目の前に見えています。
 かつてはこの周辺ですら陸路の連絡は悪かったのです。この駅のそばには、尾鷲港ではない漁港があるくらいです。
 この駅のそばには以前高島屋百貨店系列の立派なホテルがあったこともあります。『サンポート・ホテル』と言う、聞くだけでも「リゾートホテル」と言うものですね。同じものが熊野にもあり、こちらは『オレンジ・ホテル』と、言いました。計画・建設されたのは『列島改造論』の時代です。
 当然のこととして、取り立てて観光資源があるわけでもなく、時間地図で東京から一番遠い紀州に観光客など来るわけも無く、当初より赤字で、両方共に、閉鎖されました。あとの、買取営業する企業も無く、廃墟となり取り壊されました。
 何も、紀伊半島の端っこだけの話ではないですよね。
 映画のロケにしか使われなかった琵琶湖に近くの巨大リゾートホテルなどもこの発想で計画したものですね。
 戦後すぐの熊野川総合開発のダムに懲りずに、ここ尾鷲には火力発電所が作られています。工業地帯までこんなに遠いところに作りたがる理由を考えれば分かるはずですが・・・
 狭いお椀状の地形に巨大な火力発電所を作ったので、公害対策がされるまで、尾鷲桧を育てる山林労務者の方々が何人も倒れました。耐用年数が経って償却資産税が減少した尾鷲市は膨らんでしまった財政をどうしようもなくなり、増設に合意しました。これは福井などの原発銀座と同じですね。
 そうしたものが見えてはいるのですが、ここ曽根・大曽根浦の海の眺めは抜群です。



カメラはローライフレックス・オートマットlll

by je2luz | 2005-07-14 22:38 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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