LUZの熊野古道案内

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2011年 01月 07日

熊野の旅 熊野の正月飾り 2

 熊野の街中の門松については、庭も無い、門も無い家が並ぶ町並みなので簡易型のもので当然です。
 据え置き型の「関東風門松」さえ据えられない位ですからね。
 山間部に行けば百姓家になりますから、庭があります。
 石垣を巡らせた屋敷が多いですから、門構えにはなっていませんが門らしいところもあります。
 如何様な門松でもしつらえることが出来るのです。
 それに、周りが山ばかりですから材料にも事欠きません、ただ、自分の山の無い人も多いのですけどね。
 そこは、「入会権」的なもので、門松の分とかお墓の分の採取は認められてきていました。
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 これは熊野の山間部、飛鳥神社の門松です。
 榊を芯に松やウラジロ、クロモジなどを配してあります。
 こうした結構大きなものを、庭に杭を打って玄関の両脇に二本立てるのが飛鳥の本流です。
 この門松はビニールテープで杭にくくりつけてありますが、本来は縄を使ってくくるもので、7・5・3だとか回数も決まっていたようですが、神社から消えたのですから一般にはほとんど無くなったのでしょうね。
 昔の我が家の場合は、たしか、「ユズリハ」「梅」「竹」も入っていたのではないかと思います。縁起の良いものを片っ端からと言う感じでした。それに、これよりはるかにでかいものを立てましたね。
 今でも、材料には事欠かないのですが、大層な門松、それも芯になる榊を二本、大きさや枝振りの似たのを探してくるのも大変ですから、段々小振りになるし、立てない家も増えて行ったようです。

 この縄の縛る回数なども、これが正しいと言うのが無いようですね。
 上から7・5・3だったり下から7・5・3だったり、回数が違ったり…
 しめ縄も左右逆になるし…
 鏡餅もこの辺は二段で下にウラジロ羊歯を敷いて二段の持ちを置き、上に橙を載せるのですが、地方によっては三段になったり、海老まで乗っかったりするようで様々なようです。
 まして、正月の御節だなんだになれば、地方どころか家ごとにばらばらで当たり前でしょう。
 これが嫁・姑の争いの元になることも多かったでしょうね。
 今では、嫁が知らないのは当然として、姑も知らない状態になってきたものと思われます。
 「オークワ」で買い物するか「ジャスコ」で買い物するかで随分変わると思いますからね。
 これからは、テレビとスーパーがこうした分化を動かすのでしょう。

  こんなブログも書いています◆
   ★★
   


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-01-07 10:37 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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