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LUZの熊野古道案内

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2010年 11月 06日

熊野の旅 冬枯れには早いのに・・・

 歩くのが主体の「熊野古道」…
 少々寒くなっても雪がかかるわけでも無し…
 むしろ、暑くなくて良いはずなのですが、このところ観光客が減少気味だとか・・・
 私もねた切れですが、マスコミさんは「世界遺産」てえものを忘れかけているようですし、一般の人が飽きてきても仕方ないでしょう。

 一つ気になることがあります。
 以前に何回か写真を掲載したことのある建物の修理改築が始まりました。
 今の「第三銀行」…以前の「第三相互銀行」…昔の「三重無尽」発祥の建物で、古い木造の一般民家です。
 感じは良くても恐ろしく住みにくい代物です。
 木本のように暖かいところでも、日が入りませんから、冬は「暗い」「寒い」、夏は「暑い」、年間を通して「不便」など、住まいとしては悪条件が三つも四つも付いて廻るものです。
 天窓をあけるために天井が張っていないから部屋を暖めることも出来ないですね。
 長火鉢に炭を入れて手先だけ暖めるか、掘りごたつではなく「置炬燵」で段を取るかしかないのです。
 夏の風を通すにはプライバシーなどと言うものをかなぐり捨てて、表から裏まで開け放すしかありません。

 屋根が老朽化してきていましたから、吹き替え工事をしなくてはならなかったようです。
 屋根を葺き替えて、土間を少しかさ上げして…と言う風に工事をしているおじさんが話していました。
 工事が始まってから、その家の方とお会いしないので詳しいことはわかりません。
 天窓の枠は大きな瓦と同じもので焼いたものですが、そのまま使えるのか、今の瓦に合わないのか…
 天窓を残すのか…

 この住みにくい…
 と、言うか、厄介物の建物の修理に百万単位のお金が掛かります。
 観光客の人は簡単に、「いい家だねえ…」と言いますが、何処でも同じですが、住む側はそうでもないのです。
 裏に住みよい離れもあるようですし、もう、ご夫婦だけの暮らしのようですから、取り壊しと言う選択肢もあったでしょうけど、以前にもお話したときも「取り壊す訳にも行かないし…」と言うことでしたが、残してくれたようです。
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 建物でもこうなのですから、「田舎らしくて良いところ」、「鄙びた感じの良い集落」なんてものは、その地区全体がこんなものなのです。
 たまに見に来る人が居て、ごくまれに褒めてくれて…
 誇りと意地で持ちこたえているようなところがあるのですが、それではいくらなんでも寂しいですから、口にもしないで暮らしています。

 祇園精舎の鐘のこえ…
 なんて言いますが、形のあるものは必ず壊れて消えて行きます。
 しかし、田舎の場合、「盛者必衰の理をあらわす」などと言うような「隆盛」な時期も無かったところが多いです。
 ただ、子孫が「出世」して都会に出て行っただけです。

 こんなブログもはじめました。
 ★★
   


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2010-11-06 09:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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