LUZの熊野古道案内

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2010年 09月 22日

熊野の旅 里の秋

 季節感の乏しい南の国ですが。山間のほうでは海沿いよりは季節感があります。
 秋が近づけば昼間が暑くても夕方になると涼しい風が吹き、夜半には寒い風が吹きます。
 今日は「名月」ですが、ススキの穂も出て、絵の通りの名月も見られます。
 川の鮎の数もめっきり減り、残っているやつもまっ黄色に色が変わっています。
 昔ならあたり一面が黄色い稲穂が頭を垂れた田圃だったのですが、今ではいささか風情の無い刈り後の株から葉っぱが出た中途半端に緑色の田圃が広がります。それが今の秋の田です。
 残念ながら山から松の木が姿を消し、「マツタケ」などと言う物は採れなくなってしまいました。
 それに、このあたりでは古くから人工林が多くなっていたので「きのこ」を採る習慣が余りありません。だから、「秋になったらきのこが美味しい・・・」と言う楽しみはありませんでしたね。
 まあ、素人はきのこに手を出さない方が身のためですけどね。
 命を懸けて食べるほどの物では無いですから…
 私が山で見つけて採ってくるのは、せいぜい「天然しいたけ」位です。他は怖いです。
 
 素人でも大丈夫で美味しいのは、やっぱり『山芋』でしょう。
 掘るのに苦労するけど、スーパーに並ぶ「自然薯・山芋・大和芋・伊勢芋」とは一線を画した物です。
 摩り下ろしても液状ではなく粘り気がありすぎて塊状になるものが多いです。味噌汁などで少し伸ばさないと箸でつまんで食べられるくらいになります。
 おろし金でおろして、すり鉢にいれ、すりこ木ですりながら味噌汁の濃い目のものを加えてのばす…
 いやはや面倒な食べ物ですがするだけの価値のある食べ物なんです。
 しかし、その前の山で掘ってくる段階からとてもやる気になれません。
 昔は自転車の荷台に太くて立派な山芋をくくりつけて帰ってくる「山芋掘り名人」がうらやましく見えたものです。
 子供では太刀打ちできない「名人」が何人も居ましたからね。

 「里の秋」
 山で育っただけに実感があります。
 今も田舎の熊野市住まいですが、中途半端に街中ですからねえ…
 5分走れば山に入るのに…
 10分は知れば山芋を掘っても叱られない自分の山があるのに…
 15分走れば育ったところに行けるのに…
 無精ですねえ…

 静かな静かな 里の秋
 お背戸に木の実の 落ちる夜は
 ああ 母さんと 二人きり
 栗の実煮てます 囲炉裏端
 
 明るい明るい 星の空
 鳴き鳴き夜鴨(よがも)の 渡る夜は
 ああ 父さんのあの笑顔
 栗の実 食べては 思い出す
         

 良い歌です。
 でも、小さいときから好きでは無かったです。
 この歌を歌うとお袋が涙をこぼしました。
 私の親父も帰ってきませんでしたから…
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  1959年の飛鳥町小阪

 こんなブログもはじめました。
 更新しました
   


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2010-09-22 11:23 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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