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LUZの熊野古道案内

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2005年 07月 06日

熊野の旅 紀勢線 熊野市駅 1

 新宮を出発した特急列車が最初に停車するのが『熊野市駅』です。
 この駅は紀勢線が全通するまでは大阪・天王寺から来る列車の終着駅でした。当時の駅名は『紀伊木本駅』(きい・きのもと)でした。少し前までは大阪方面のお年寄りで熊野市駅よりは紀伊木本駅のほうがなじみよいと言う人も居ましたが、全通から45年になり、そういう人も居なくなってきました。駅が出来た当時、昭和の大合併より前ですから、木本町の駅として作ったわけです。ところが本当に駅のある場所は隣の有井村井戸でした。井戸地区は小さな集落でしたから、駅の名前を木本町に渡し、駅を近くに作ると言う実を取ったようです。
 この駅は終着駅として作られ、伊勢・名古屋方面への交通はここから国鉄バス(省営バス)での連絡になっていました。数台の連絡バスが一度の発着しますから駅前もきちんと整備されていました。この道中は天下の難所矢ノ川峠(808m)越えでした。
 貨物も混載便・客車便なども沢山扱われ、当然のことして、駅のそばには日本通運の倉庫や営業所がありました。昔は日通(にっつう)とは呼ばず『まるつう』と呼んでいました。
 今でこそ日通とJRは別物になってきていますが、この二つはまるで一つのように動いていました。日通が国鉄の貨物取り扱いを独占し、国鉄は荷扱いを丸投げする構図でした。
 非能率の典型のようなもので、熊野市駅から貨車で木材を積み出すと、東京恵比寿駅に着くまで早くて3日でした。春になると『春闘』で半月かかるやら・・・そんな時代もありました。これは伝聞ではなく、私の家業の荷物の話です。今では、小回りの効かない貨物列車に積むことも無いですね。
 この駅前からは今でも各方面雪のバスが出ています。津・名古屋・東京など行きの高速バスも出ています。やはり、交通の要衝には違いありません。駅には一人前にキオスクやうどんやもあります。




カメラはミノルタα7700i

by je2luz | 2005-07-06 05:13 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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