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LUZの熊野古道案内

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2010年 07月 26日

熊野の旅 災害は忘れた頃に…

 伊勢湾台風から半世紀あまり経ってしまいました。
 その後にも、風台風の19号が二回とかそれなりの災害は起きて居ますが、「伊勢湾台風級」の台風は紀伊半島を襲っていません。
 大きな災害の例えは、この地方では「伊勢湾台風」ですが、沼津の人などになると「狩野川台風」が出てくるし、大阪の年寄りになると「キティ台風」「室戸台風、第二室戸台風」が出てくるという風に変わってくるものです。
 地震で、関東では「関東大地震」、濃尾平野では「濃尾地震」、関西では「阪神淡路大地震」になり、この辺りでは「東南海大地震」になります。
 このように、災害と言うものは身近なものを例にとらないと分かってもらいにくいものです。
 しかし、人の記憶と言うものは「つらい」とか「怖い」「痛い」などと言う物は積極的に消し去るように出来ているのだそうです。
 その特性が無くても、自然界のサイクルに比べると、人間の寿命なんて短いですから、半世紀もすると、体験した人があまり居なくなります。
 70年もするとほとんど居ないんですね。
 さらには、年寄りの言うことなど「たわごと」扱いされたりします。

 先ごろからやっている「木本海岸の安全を守る運動」も、少しは慣れた所の人では関心の無い人が多いし、公職にある人などは「予算が付いているのに流すと困る!」と、住民抜きの話になってきます。
 行政の業務の第一義は「住民を守ること」なんですけどね。
 そんなことは理想論で二の次、三の次らしいです。
 「予算を流したらどう責任を取るつもりだ!」とまで言われますね。
 その人たちに、「私が予想する災害が起きた時に責任が取れるの?」と聞くと、「そんなの分からんことだ」と片付けてしまいます。
 原発を推進する人が原発のそばにすまないのと同じですね。
 公の方では随分悪者になっているようです。

 鬼ヶ城の天上からの落石、獅子岩の顎の落下…
 本当は怖いことなのですが、まじめに考えられては居ません。
 これも、確かに人がその下に居る時に落ちてくる確率は隕石に当たる程度なのかもしれません。
 隕石は避けられませんが、今の二つなどはかなりの部分予防できます。
 「特別天然記念物」だから手を加えてはいけないと昔言われましたが、不思議な法律です。
 観光立市をずっと標語にしてきた熊野市なので「特別天然記念物指定解除」なんて思いも付かないことのようです。

 色んなところで自然と人間が折り合いをつけなくてはならないのですが、やっぱり、生活の安全と安心感が無くては市民は幸せを感じられないはずです。
 でも、安全なんて脅かされるまでそこにあるとは分からないのですね。
 市のトップも市民の安全よりは観光だと言うことらしいので、これからしばらくが大変です。
 海岸線が100m単位で浸食されたところが日本でもあるなんて、知る人もほとんど居ませんしね。
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熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-07-26 12:55 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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