LUZの熊野古道案内

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2010年 07月 12日

熊野の旅 稲穂が出る頃

 紀和町丸山千枚田の「虫送り」が終わったようです。
 こちらの方で用事があって撮影に出かけられませんでした。

 今の稲作は随分前倒しになっていますから、来月の今頃には稲刈りの光景が見られるようになります。
 台風の襲来を少しでも避けようとするのと、「早場米」の方が有利なのとでどんどん早くなったようです。
 みかんなどでも同じ傾向ですね。
 秋が深まってやっと出てきた「青切りみかん」が今では7月にもう黄色い「温室みかん」が出ています。
 温室で燃料まで焚いて前に倒していますが、どんどん増えてしまい、初期のようには値段がつかないようです。
 前に倒しすぎて、お正月、真冬につき物だった「こたつでみかん」と言う頃には温州みかんが姿を消し加減です。
 この調子で作物の季節感がどんどんおかしくはなっていますが、猛暑の中での稲刈りでも、今のところ、稲穂が出てきて色づき始めると「秋」を感じますね。
 今の子供は、「秋」ではなく「夏休みがそろそろ終わる」と感じるのかもしれません。
 イナゴなどは稲の色に応じて体が黄色く変わったものですが、今のイナゴはどうなのでしょう?
 一ヶ月も二ヶ月も早く稲が黄色くなったし、食べる稲の葉っぱは早くなくなるし…
 農薬が少し減ってイナゴも見かけるようにはなってきたのですが、その生活はどうなのでしょう。今の稲作に合わせて来ているのでしょうか?

 山里と言うものは秋が似合うものです。
 涼しい風が吹いて、黄色い稲穂が頭をたれ、あちこちで草や籾殻を焼く煙が出ていて…山が少しかすんでいる…
 その焚き火で芋でも焼けば言うことないのですがね。
 これは私が子供の頃、昭和の中ごろの山里の光景ですね。
 いまでは、涼しい風が吹く頃には稲は残っていませんね。
 籾殻焼きなども、地域によっては「煙たい」と言ってやらせてもらえなかったりするようです。
 圃場整備して整然とした田圃に大きなコンバイン…稲をかける「はざ」だとか「さがり」なんてほとんど見かけない…
 山里も随分変わってしまいました。
 夕暮れまで働いていたお百姓さんの姿も見られなくなりましたね。
 作業効率が随分よくなったのでしょう。老人でも出来るようになった訳ですからね。

 「熊野古道」でも山里の方の峠に行かれたらこうした光景が少し見られます。
 8月末から9月の頃なら、秋とは言ってもそんなに日が短い訳でも無いですからゆっくり歩けると思います。
 うまく行けば「イナゴ」にもあえるでしょう。
 竹櫛にさして七輪で焼いて、醤油をつけて…おいしいのですがねえ。
 これも昔の話で、農薬が掛かった稲を食べたイナゴはあまり食べたくないような気もします。
 でも、常食する訳でもなし、大丈夫でしょうけどね。
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熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-07-12 09:14 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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