LUZの熊野古道案内

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2005年 07月 01日

熊野の旅 紀勢線 阿田和駅

 ここも特急通過駅ですが、構内が複線になった少し大きな駅になります。準急などと言うmのがあった頃は停車していました。
 昔は、この駅は約10Kmほど山奥の紀和町から算出される銅鉱石の積み込み駅として賑わっていました。鉱石のような重いものは船の方が良いのですが、ここ熊野灘に面したところでは大きな船をつけられるような港は作れなかったのです。
 昭和30年代には紀和町の入鹿鉱山から山を越えて索道が動いていました。スキー場のリフトのお化けです。ドラム缶を半分に切ったようなゴンドラが付いていて、ぐるぐる巡回しながら鉱石を駅構内のサイロまで運んでいました。
 当然、貨車はいつも待機して大勢の人夫で積み込みをしていました。一時は1万人と越えていた旧入鹿村・西山村(紀和町)の人もこの駅を利用しましたから結構な賑わいでした。
 熊野古道の浜街道(御浜街道)の中間点で山越えで入鹿経由本宮に通じる尾呂志街道との分岐点でもありました。旅館も数件ある町でした。
 位置的には市制を敷く前の熊野市(8ヶ町村)を含めた時代の南牟婁郡の真ん中に在るため、町村共同で作ったこの一帯ただ一つの総合病院の民生病院(現紀南病院)はここにあります。更には、高校進学率が向上し熊野市木本町にある県立木本高校では収容しきれなくなった時に作った紀南高校もここにあり、通学生が利用しています。
 ここの駅前はぱっと開けて、太平洋が見えます。その右手に大きなパーク七里御浜・ピネと言う第三セクターの建物があり、ショッピングセンターと道の駅が入っています。
 高度成長期に計画・建設されたもので、人口数千人の所に見込み客20万人という入れ物ですから、開業以来赤字続きで計画に関係した県にとってもお荷物になっています。
 目の前の浜には椰子の木の植わった公園もあり、駐車場も完備なのでドライブでこられた方には格好の休憩場所です。
 道の駅としては4Kmほど新宮よりの井田海岸のうみがめ公園にもあり、そちらの方が新しく、雰囲気はあるでしょうね。


by je2luz | 2005-07-01 13:33 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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