LUZの熊野古道案内

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2010年 06月 16日

熊野の旅 今の旬の食べ物って…

 日本人には「旬」と言う感覚がありました。
 四季がはっきりした国土に住んでいるから生まれた感覚なのでしょうね。
 それに、山、川、海が身近にあってそれぞれが季節に応じて恵を与えてくれたからでしょう。
 今でもこの条件は変わっていないのですが、畑の作物に関しては燃料を焚いてまで季節をずらしたものを作ったり、地球の裏側から季節のひっくり返ったものを輸入したりして様変わりしてしまいました。
 それが幸せなのか、体に良いのか…
 言えるのは、日本人の感性が鈍くなってきていると言うことでしょうね。

 今は夏の入り口…
 梅が黄色く色づいて終わりになる時です。
 いわゆる「山菜」も終わりになってきていますね。
 今なら「芹」「嫁菜」「かんぞう」などが食べられる時期でしょうね。
 「芹」は毒のあるものとの区別がつきにくいので怖いです。
 「かんぞう」は花がちょっと毒っぽいので食べたことが無いです。
 身の回りに一杯生えているところで育ったのですけどねえ…
 そうそう、今なら「茗荷」がはえているでしょう。
 家の裏山とか、山際の畑の隅っことかに植えられています、
 今ではその家の人もそんなに採らなくなってしまったようですが、昔は身近な食べ物でした。
 この辺の山だと、沢の傍などに自生しているくらい気候にあったものなのです。
 味噌汁に入れたり、甘酢に漬け込んだり…あまりおかずにはならないですけどね。

 川のほうでは「鮎」が解禁なっていますね。
 「鮎」と言うやつも、ちょこっとはおいしいものですが、むしゃむしゃおかずにするものでは無いですね。値段の問題ではなく味のほうの話ですけどね。
 この辺は四国では無いので「ざざむし」なんてものは食べません。
 あの「ざざむし」…この辺では「がろじ」と言いますが、あんなものをよく食べる気になったものだと思います。
 見かけは黒っぽい変な虫だし、小さいから一杯捕らないとおかずにならないのにねえ…
 魚釣りの餌には最高なくらい魚が好きなので。「どんなんかなー」と、食べることにしたのでしょうかね。

 海のほうでは、「サラタケイカ」も育ちすぎて「するめイカ」になってきてしまっています。
 「目に青葉 山ホトトギス 初がつお」 の季節ですが、今では年中立派な鰹が並んでいますね。
 「女房を質に入れてでも…」などと言うほど高くは無いですね。
 そんなものだと、私などは「質に入れる女房」が居ないので食べられないものです。
 今の時期を考えると、私が子供の頃には祖母が「ウルメの寿司」とか「きすの寿司」「鯵の寿司」を作っていたのがこの頃だったように思います。
 とれたての魚でちょこちょこっと…
 付け合せは茗荷の入った味噌汁…
 高菜の古漬け…
 冷えた番茶…
 それが昭和20年代から30年代にかけての「旬の食卓」だったように思います。
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熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-06-16 09:20 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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