LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2010年 06月 15日

熊野の旅 くすぶる合併論

 今年の3月で市町村合併に関する特例法が失効しました。
 それが無いからといって合併は出来ない訳ではありません。
 町や村が集まって「市」になろうかという時に本来の法律どおりの人口などに達しないと駄目だと言うだけです。市が町や村を飲み込んだ形になる分には人口の問題は無いのです。
 本当なら、熊野市のように人口が2万人まで落ち込んでいたら、隣の町を飲み込んでも特例法の3万とか、本来の5万とかに達しなかったら「町」に落とすべきなのかもしれません。降格と言う制度が無いので、熊野市などの「田舎の市」が「市」で居られるのです。
 「市」だから「市長」だし、「市議会議員」なのです。給料も大体において「町」より「市」は高いですね。
 「市」だから、役所組織もほとんどの業務を自前でやるように整えられます。「町」なら県にかなりおんぶしてもらえるのです。
 「地方自治」の本筋から言えば「市」の方が動きよいと言えます。
 小さすぎるのは効率面で疑問がありますけどね。

 平成の大合併の特例法がある間に、旧南牟婁郡、熊野市・御浜町・紀宝町・紀和町・鵜殿村の1市3町1村の合併話がありましたが、色々な問題と思惑があって空中分解しました。
 その結果、熊野市が紀和町を吸収し、紀宝町が鵜殿村を吸収したような合併が成立しました。
 なんとも中途半端な合併でお茶を濁したのです。
 ご褒美の合併債もありましたが、裏では膨大な費用をかけて書類の書き換え、看板の架け替え、条例の改廃を行いました。

 どうせ合併するなら、旧南牟婁郡は全部一緒になるべきでしょう。
 一緒になっても人口は3万人台なのだと思いますけどね。
 それならこうした事務的な面なども一度で済みます。

 昨日、隣の南牟婁郡御浜町から熊野市に「合併の下準備の勉強会みたいなのを作りませんか?」と言う申し込みがありました。
 今の御浜町の町長さんは合併論者です。
 合併賛成派と反対派で厳しい選挙をやって当選した人なのですが、任期中には前に進まず仕舞いでした。
 町議会も一本化できなかったようです。
 それに、御浜町には「パーク七里御浜・ピネ」などと言う大きくて立派な?お荷物な?商業施設がありその問題も周辺自治体が嫌がる原因でもあったのです。
 そもそも、財政状態の良い自治体なんてありませんからね。
 紀州製紙の城下町で豊かだった鵜殿村でも地方交付税の交付団体になったのですからね。

 御浜町の町長選挙はこの秋だとか…
 正式の「合併協議会」を設置しようと言う申し込みではないので公式にどう受け止めてよいのやら…
 それも、大合併の準備会ではなく、熊野市と御浜町だけとすると中途半端ですしね。
 新聞にも発表されましたが…
 もうすぐ任期の切れる町長さんだし…
 選挙が終わらないと御浜町の大勢も決まらないし…
 いや?
 選挙の前だから動いたか???
 いやいや…
 勘ぐってはいけません。
 合併論は昭和以来ずっとくすぶり続けていることですからね。
d0045383_943201.jpg


 


熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-06-15 09:44 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/11324990
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 今の旬の食べ物って…      熊野の旅 冷たい茶粥 >>