観光だとかイベントと言うものが「産業」になりにくいことはずっと書いています。
一生懸命やっている時はそれなりに充実感もあるし、楽しいのですが、良く考えてみるとなんだか一人よがりみたいなところがあります。
こうしたものを、「広告宣伝費」と捕らえればよいのですが、「広告宣伝」で何を売るのか?何で回収するのか?…難しい話です。
この何十年かは、どこの自治体でも、団体でも、その議論がなされずに「イベントのためのイベント」「観光のための観光」がやられてきた面が多いです。
広告宣伝費として、4000万円の花火代が高いのか?
同じように、観光施設の維持管理費が安いのか?
イベントは補助金や動員する人間に値するのか?
まあ、立ち止まって考えてしまうと出来なくなることが増えるでしょうから、考えないほうが良いのかもしれませんね。
いつも言うように、地元の福利厚生、娯楽と考えると簡単に整理は付くのですけどねえ…
協同組合を作り、物産振興会を立ち上げて10年ほど自腹で東京、大阪、名古屋と走り回っていた人間が言っているのです。
部外者ではなく、走りの部分を担っていたのです。
今のように、予算があるわけでもなし、テントなども用意されていた訳ではなかったのですが、熊野の宣伝に回っていました。
「馬鹿じゃないと出来ない」と、言われたものです。
「宣伝しても売るものが無い」…奇妙なこともおきました。
物産販売も内内でやっている方が華やかなものです。
2000ほどに減ったとはいえ、ほとんど全部の自治体が同じようにやるのですから、知名度をあげるったって生半可なものでは無いですね。
でも、「熊野」って、有名になってきても「熊野市」のことでは無いんですよね。
前にも書いたように。ここが「熊野市」を名乗ったことが間違いの始まりなのかもしれません。
熊野市周辺地図です