真っ青な空と海…
と、言いたいのですが、海に赤い筋が入っています。
これが『赤潮』です。
赤茶けた絵具を流したような帯が何本も出ています。
ものすごい数のプランクトンが異常に発生しているところです。
「プランクトン」などと言う物は小魚のえさと相場は決まっているのですが、こいつらは餌になるどころか酸素を吸い尽くして魚を殺すのだそうです。
これがオキアミなら魚が群れるでしょうね。
外洋で潮の流れもあり、大きな都会も広大な農地も無いところでも、こうして赤潮は発生します。
このところの気象条件が赤潮を発生させたのでしょうね。
雨で養分が流れ込んだ後に天気が続いて…
このような帯状に流れている分には魚も回避して行けるでしょうけど、湾の中などで養殖の生簀がこれに取り囲まれたら中の魚は全滅です。
最近では「赤潮発生」のニュースが報道されることが少なくなりましたね。
少し海が綺麗になってはいるのですが、あちこちで発生はしていると思うのですけど、話題性がなくなったのかもしれません。
昨日、何気なく浜の出口のゲートの方を見たら、ちらりと何かが見えたので引き返して確かめたらこんな状態でした。
今は「鰯」「小鯵」の季節ですが影響が出るかもしれませんね。
青い海に赤い帯…
「綺麗だね!」では済まない光景なのです。
日本一水質が良いくらいの七里御浜でもこんなのが起きるのです。
熊野市周辺地図です