LUZの熊野古道案内

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2010年 05月 23日

熊野の旅 あちこちにある山の神

 紀州は木の国、山の国です。
 日本中が同じようなものですが、山で食べてきたところです。
 熊野市も有効面積の9割ほどが山です。
 山又山のほんの少しだけ開けたところに人が住んでいるのです。
 山間部に行くと、「開けたところ」ではなく「開いたところ」に住んでいるのです。
 「丸山千枚田」などはその典型ですね。

 日本の田舎では「道祖神」なんての目立つところもありますが、この辺りでは見かけません。
 この辺で見られるのは「庚申様」と行き倒れ・事故の犠牲者を供養する「地藏さん」ですね。
 山に入って大きな木や岩があるところには「山ノ神」が祭られています。
 さすがに山の民だけあって、集落ごとに祀られているほど多いのです。
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 「山ノ神」は大体において大層なものは無いです。
 何しろ10月に行われる神様の全国集会に呼んでもらえない神様ですからね。
 女の神様でも八百万の神、全部呼ばれて出席するそうなのにねえ…

 写真の山の神は熊野市飛鳥町大又大台平の山ノ神で、昨日の写真の怖い「北の谷」の傍にあります。
 祠の手前に大蛇のようにのたくっているのは「藤蔓」です。
 一体何年経っているのでしょう?
 前回の砂防ダムの工事のときに祠を納めるコンクリートの入れ物や、その前のちょっとした広場は整備したようですが、今回の大改修で移設と言うことになりそうです。
 神社などによくあることですが、この山の神も少し谷を流れて集落まで降りることになりそうです。
 「よりしろ」になるような大きな岩などが無いのですが、大きな桜の木があるところになりそうです。
 何しろ日本の古い神様は何かすがるもの「よりしろ」が必要なようですからね。
 「かんなぎ」なんて漫画でもかわいい神様が「よりしろ」に入って出てきましたからね。
 神社が流れ下るのは「木本神社」も同じです。
 お参りしよいところへの引越しはありなのですね。
 「大馬神社」は里の方に「出張所・支店」を出していますしね。
 山ノ神はやきもち焼きとか言いますが、庚申様や龍神様ほど怖い神様では無いようですから大丈夫でしょう。

 


熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-05-23 11:32 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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