先日、産田神社に立ち寄った時、地元の方と少しお話をする機会がありました。
産田神社が大好きで「、境内の守などもなさった居られるようでした。
「産田神社」「花の窟神社」「大馬神社」がセットになると言う考え方を以前に書きましたが、その方も同じように、この三つをセットにして扱う方が自然のような気がするとおっしゃっておられました。
「産田神社」は字のごとく「産み」の場所で、この場所で「イザナミ」「イザナギ」の神が神話の始まりのような「火の神」を産んだのです。
それによって焼け死んだ母を葬ったのが「花の窟神社」の場所ですね。
この二つは完全にワンセットでなくてはならないものです。
位置的には二つの間に山辺の近道を通ってきても2Km弱の距離があります。
道すがらもそんなにムードのあるものでもないし…
積極的に結びつけるような道案内もないし…
大型バスは産田さんに入りにくいし…
もっとも、二つの神社ともに小さな神社で神官が居る訳でもなし、小さな賽銭箱しかないのです。
門前町があるわけではなし、観光客の方が回ってくれてもお金になるところではありません。
何しろ、原始宗教に近い形が残されてきたところですからね。
これらの二つと統括している「大馬神社」は形はきちんとしていますが、私の目から見ると、「社殿」と本来の神のよりしろは違うような感じです。
「鏡」だとか「剣」と言う物に無理やり神を閉じ込めたような神社は人間や権力のご都合によるように見えてしまうのは皮肉れているからでしょうね。
この、「産田神社」「花の窟神社」「大馬神社」の三社を『古代熊野三社』なり『神の国熊野三社』として一つにする方法を少し考えなくてはならないのかもしれません。
歩いて回るには少々距離はあるし、公共交通機関はないし…
バスを走らせるにしても乗客は見込めないし…
ことに、「大馬神社」が離れていますからねえ…、
熊野市周辺地図です