熊野には大きな食堂はもうありません。
かつて、鉄道旅行華やかなりし頃には駅前に大きな食堂があったのですがそんなお店がやっていけるようなお客さんの動きはありません。
表通りには食堂があまり無い町になっていますが、わき道にはぽつぽつあります。
この店もそんな食堂の一つで「うなぎ専門店・大福」です。
場所は先日の「しおり」の向い側で本町三丁目「丸田商店」の脇を20mほど山の方に下ったところ左側です。
小さなお店ですが、うなぎの専門店ですから、うなぎ好きの人なら立ち寄ってみてください。
昼時は営業しています。
穂の建物も引っ込んで立っていますから見落とさないでください。
人口が少なくなってしまったので外食産業も苦しくなってしまったようです。
年をとって無精になって出来合いのおかずを買うようになっても、外食と言う方法は中々とりませんね。
メニューも「ご飯」と言う感じではないことが多いですからかも知れません。
かといって、「お袋の味」のような食堂がやってゆけるようなサラリーマンも学生も居ませんしね。
田舎の町では10人とか15人くらいのグループまでは座れる食堂は見つかっても、バス一台となると難しいことが多いですね。
観光客からの苦情も聞きますが、年に一回の「熊野大花火大会」と月に一回あるかどうか分からない団体さんを収容する食堂を作ることは出来ませんからねえ…
熊野古道歩きの本来の姿を求めてこられる方々は少人数グループのはずですから、こうした小さなお店で丁度良いのではないでしょうかね。
コンビニ弁当ではなく、地元の食堂でゆっくりご飯を食べてください。
田舎の人の懐で払えるお値段ですから…
熊野市周辺地図です