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LUZの熊野古道案内

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2010年 03月 16日

熊野の旅 絵にはなっても…

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 昨日の船は大きくはないですが、沖合いまで出かけてサンマなどを獲る船でした。
 今日の船は一人乗りの小型船で、一本釣りなどをやるものです。
 右側には船外機をつけた更に小さなものも見えています。
 こんなレジャー用のクルーザーやモーターボートより小さな船で、熊野灘に出て行くのです。
 一本釣り、トローリングは昼間の漁ですが、「えび網」は以前に写真を載せましたが、真夜中に磯の岩礁のすぐ傍での操業するものです。
 昼間、浜から見ているとこうした船はほんの少しのうねりでもうねりの腹の部分に入っている時は陸地から見えなくなります。
 「木の葉のように…」と船がもまれる様子を表しますが、普段でもそんな状態で仕事をしています。

 少し前にマグロ漁船の老船長のことを放映していましたが、あれよりまだまだ小さい船で一人っきりで海に出ている年をとった漁師が多いのです。
 と言うより、「そんな人ばかり」かもしれません。
 ここでも、このような小型船に乗っている人はほぼ全員私より年上です。
 慣れているとは言え、心細い時もあるでしょうね。

 「職業」と呼べるほどの収入が得られなくても船を走らせ続けている人も多く居るようです。
 「海に生きる」と言う人生を送ってきているので、「沖に出る」ことが生きている証のように感じるようです。
 それに、自分の船を託す「跡継ぎ」も居ませんからね。
 演歌「兄弟船」のように「親父の形見」として船を乗り継いでもらえる漁師がどれほど居るのでしょう?

 近海の魚は新鮮でも、頭や腸があって、手に負えないという奥様が増えてしまったし…
 遠洋の大きな魚の切り身の方が扱いよいからそちらに流れちゃう…
 骨があるから子供に与えにくい…
 昔の子供なら喉に魚の小骨を立てたことの二度や三度あるものですが、今のお母さんだと「救急車」を呼ぶほど大変なことなんでしょうしね。
 そうして小魚を与えられないで育った子が、今では子育てをしているのです。
 骨を取って(むしって)魚を子供に与える方法も知らないのでしょうね。
 でも、このままだと気が付いたら、骨のある魚を獲る漁船が日本には無くなっているかも…




熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-03-16 10:19 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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