LUZの熊野古道案内

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2010年 03月 06日

熊野の旅 年中みかんのとれる町

 『年中みかんのとれる町』・・・熊野市の隣、三重県南牟婁郡御浜町のキャッチフレーズです。

 黒潮が目の前を流れる温暖な気候なので昔からみかんの栽培の盛んなところですし、おいしいみかんがとれるところでもあります。
 海の見える斜面はみかん畑が積み重なっています。
 平地が少なくて、水田の少ないところだけにみかん農家も多いのです。
 背後の山が急峻なので、三ケ日のように延々とみかん畑が続くというようなものではないので、産地としては大きなものではありません。
 だから、他の地区で見られるような「みかん御殿」の話も無かったですね。

 ここでは昭和30年代から40年代に大規模な蜜柑園の造成が国の「パイロット事業」として行われました。
 熊野市では今は一部が「紀南中核的交流拠点」「リゾート熊野倶楽部」に化けた「金山パイロット蜜柑園」が作られ、御浜町にも作られました。
 「国が勧める作物は作るな」と言われたくらいの農林省が推し進める事業です。ここだけではなく日本中で推し進めましたから、完成して出荷し始める頃にはみかん価格が大暴落しました。
 御浜町の農園などは「温州みかん」を植えることまで禁じられ、「晩柑・夏みかんや八朔」を植えさせられ尚更売れなかったようです。
 こんな事業も、南紀だけだったら「みかん御殿」も建ったのでしょうけどね。

 気候がみかんに適しているので、七里御浜の松原の中には捨てられたみかんから発芽して、ちゃんと実を付けるようになった夏みかんの木などがあります。
 年に一度の松くい虫防除の殺虫剤散布の残留はあるでしょうが、他には農薬を掛けることもないし、化学肥料も使われません。殺虫剤散布は7月ですから今頃はほとんど残って居まいと思います。
 少なくとも普通の蜜柑園のものよりは安全かと思います。

 ただし…
 七里御浜の松原は国有林ですから、勝手に植物を採取したり傷めたら罰せられます。
 きちんと申請書を出して許可をもらってくださいね。
 親政先がどこかは知りませんけどね。
 木の上で完熟させたものはおいしいですよ。
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熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-03-06 11:17 | 熊野 | Trackback | Comments(3)
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Commented at 2010-03-07 07:59 x
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Commented by je2luz at 2010-03-09 09:57
敬二君
 私がカメラを握ったのが中学ですから、小学校も木造だったのですが、フィルムが貴重だったし子供だったので「記録する」なんて感覚が無く、被写体は友達とか人物ばかりで小坂の風景すらほとんど無いのです。
 同じように国鉄バスの記録を探す時も苦労したそうです。
 普通に走っている写真もまともに見つからなかったとか…
 他のアルバムとかにでも入っていれば送ります。
Commented at 2010-03-10 20:16 x
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