人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2010年 02月 10日

熊野の旅 又一軒…

 櫛の歯が欠けるように…と、言いますが、昔は間口が狭い分、ものすごく細かい櫛だった、木本町の本町通はすでに隙間だらけの櫛に変わっています。
 商店街が寂れても、「シモタヤ・町屋」として、生き延びてきた通りも、老齢化を通り越してどんどんゴーストタウン化しています。
 そして、一軒、又、一軒と取り壊されてゆきます。
 大都会でもこうした町が出来てきているようですが、田舎では更地になっても後の利用は決まりません。
d0045383_1143137.jpg

 先日来、本町通・古道通り石畳道の半分を閉鎖して大きなコンテナが座っています。
 産業廃棄物運搬車両用のコンテナです。
 そして、やっているのは上のような仕事です。
 ここは本町通にあった何軒かの「茶碗屋?」の一軒です。
 もうかなり前から休業状態だったのですが、とうとう取り壊しになりました。
 人夫の人に聞くと、約100年経った建物だそうです。
 家の前半分が土間になった昔式の「茶碗屋」です。
 最初にガラクタを搬出している時も、近所の人と、「あの中には少しは価値のあるものもあるんやろねえ…」と、話したものです。
 無茶苦茶価値のあるものは無かったでしょうが、なにしろ古い「茶碗屋」ですからね。

 この店の印象は、「お盆ちょうちん」「初盆灯篭」の店と言うものです。
 随分昔から、売り物で目立ったのはその季節に一杯飾られるお盆用品でした。
 何しろ、毎日通学に使っても居た道ですし、ずっと商売をされていたのですが、一度も店に入ったことのないところです。
 おじさんとすれ違うと会釈くらいはしましたが、話したこともない人でしたね。
 隣の化粧品屋さんには、私の学年のマドンナが居ましたから、恐れ多くて入れませんでしたしね。

 ここも間口は三間くらいですね。
 それこそ、商店街なら「店を建てて…」ということもありでしょうが、古い町並みの常で、両隣の家も敷地一杯に建っていますから、この土地単独では住居は建ちません。
 おそらくこのまま更地として残るのだと思います。
 廃屋で危険な建造物として残すよりは良いのですが、寂しいものです。




熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-02-10 12:03 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/10755218
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 代替わり 神宮杉へ      熊野の旅 観光宣伝大作戦 大正15年 >>