LUZの熊野古道案内

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2010年 01月 13日

熊野の旅 障害物

 今のところ、この周辺での観光には三つの大きな障害物?があります、
 そのうちに二つは、逆に現場を見た人には印象に残って土産話になるかもしれません。

 一番目は例の転覆座礁フェリー「あかつき」です。
 油の抜き取りは一応終わったことにはなっていますが、撤去方法で地元の漁協と話し合いが付いていません。
 船会社はここで切断する方法をずっと主張していますし、漁協は浮上曳航方を主張しています。
 どう考えても、「出来ない」のではなく「高くつく」と言うだけのことだと思うのですけどね。
 サルベージ王国の日本であれくらいのことが出来ないとは思えませんからね。

 二番目は「松本峠の路面損壊」です。
 こちらもまだ復旧しません。
 通行にさほど支障があるわけではなく、「自然の猛威」を教える教材にはなるのですが、まったくわからない人にはこの現場が語りかけていることは通じないでしょう。単に「通りにくいだけ…」なのかと思います。
 森羅万象周りのものに神々が宿り、それを感じて旅をするのが「熊野詣」だとすれば不感症状態では困るのですけどね。
 もっとも。百里も二百里も歩いて旅をした時代と、数時間舗装道路の上を疾走して来て良いとこ取りするのとでは感受性も大きく変わって当たり前ですけどね。

 三番目は「鬼ヶ城遊歩道通行止め」です。
 これも、長年通行止めになっていたものをようやく再会したばかりだったのですが、又やられちゃいました。
 今は管理責任を問われますから、すぐに通行止めにします。
 この件は新聞の投書で「どうしてすぐに直さないのか?」というのがありましたが、一輪車でさえすんなりは入れない場所に資材を搬入し工事をするのは、今の時代の土方にとっては大変なことなのです。
 それに、昔のように、「何とか通れる」の形ではだめですからね。
 危ないところは「危なくない」ようにしなくてはなりません。
 何しろ、高波の時に観光客を鬼ヶ城に誘導したバス会社があり、事故が発生した後で、熊野市も「閉鎖しなかった」と言うことで被告席に座らされたことがあるので、神経質になっています。
 前回の通行止めのときも、観光客の人たちの一部は、立ち入り禁止の看板とロープを無視して周遊コースを回っていましたけどね。
 そもそも、「特別天然記念物」を削って道をつけ、手すりまでつけるのはおかしいと言えばおかしいのです。
 おかげさまで私が子供の頃より事故は減りましたけどね。
 でも、遊歩道を通り抜けて、「鬼ヶ城の良さ」を味わおうと言う観光客はほんのわずかしか居ないんです。
 構造上、1Kmほどの遊歩道を通り抜けてから元の自分の車の戻るのをどうしようか?と言うことが付いて回りますからね。
 これは「熊野古道」の各峠についても同じことなのですが…
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熊野市周辺地図です


by je2luz | 2010-01-13 12:15 | 熊野 | Trackback | Comments(4)
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Commented by ピロリン at 2010-01-16 16:42 x
鬼が城の駐車場に車を停めて、鬼が城を木本側へ歩いて抜けてから松本峠を越えて鬼が城に戻れば良い一周トレッキングコースだと思いましたが、そこまで歩く人も居ないのでしょうね。トンネルを歩いても戻るのに10分程度なのですけど。少し前の既に閉鎖された散策路のほうが面白そうだったり、鬼が城の散策路でも日本語より中国語の方がよく聞こえて、日本語は地元の釣りや犬の散歩の方が多かったことを思い出します。今では地元の人のための公園という感じがしました。
Commented by je2luz at 2010-01-17 20:07
ピロリン  さんへ
 ***
 半世紀前から、この周遊コースは地元の若い人しかあまり歩かない物でした。
 私などは学校をサボって歩き回ったりしていましたね。
 今の子と違い男同士ばかりでしたが…
Commented by つり姫 at 2010-01-21 17:03 x
初めまして奈良県人です。大又川の鮎釣り風景に留って時々拝見しています。熊野へは鮎シーズンオフに波田須 磯崎などの地磯で海釣りを楽しませてもらっている者です。記事がんばってください。
Commented by je2luz at 2010-01-22 03:06
つり姫 さん
 ***
 目の前に釣り場があるとやらないものです。
 若い頃におかずを釣りに前の浜へ出ましたが、どう考えてもえさ代の方が高いし…
 700mほど先の鬼ヶ城東口までアジを釣りに行くのも面倒だし…
 とにかく無精です。
 子供の時はほかに遊びが無かったので川の魚を釣っていましたけどねえ…
 うなぎはご褒美に化けたし…


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