LUZの熊野古道案内

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2009年 12月 23日

熊野の旅 日も長くなります

 今日からは、うんと南によっていたお日様がだんだん北の方に戻ってきます。
 それにつれた段々日も長くなってきます。
 寒さの方は時差があるのでこれからですけどね。
 お正月を過ぎる頃には夕方の明るい時間が長くなったのが「阿呆でも分かる」くらいになるのだそうです。
 日が短い時期と言うのは、昔の旅人にとっては一日の行程が短くなりかねないものだったでしょう。
 いまでも、観光客のスケジュールが忙しくなりがちだと思います。
 何しろ、3時を過ぎると、お日様が傾いて気がせいてきますからね。
 冬は「薄暮」の時間も短いですから、山入端に日が沈むとすぐに足元も見えにくくなります。
 おまけに、日差しがなくなると同時にいきなり寒くなりますしね。
 朝の起動が同じ位でも、2時間も余って行動時間が減っているのですよね。
 この時期の古道歩きの人が午後になると忙しげに歩くのも少し分かります。

 今日から日が長くなってくると長日性の植物は花を咲かそうとします。
 雪の降らない当地ですし、「徐福」伝説のある「波田須は紀伊半島でも一番暖かではないかと言われるくらいの場所です。
 春を知らせる「ふきのとう」などというのは正月を過ぎればいつ芽を吹いてもおかしくないです。
 我が家の菜園では「さやえんどう」の花が咲き始めています。
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 「熊野古道」は全長200Kmを越す長いものです。
 東側の「尾張」「江戸」に向かう道筋の「伊勢道」は海辺を走るところが多いです。西側の「中辺路」などは紀伊山地を貫いて山間を進みます。
 この違いが、冬の道沿いの風物に差を生みます。
 冬場に訪れるとすれば、断然「伊勢道」が良いでしょうね。

 お正月を過ぎて少しして、「松本峠」「大吹峠」などを越えて歩く時、陽だまりに入ったら、足元、畑の隅などを探せば、春が見つかると思います。
 それを見つけると、光った居る「熊野灘」が心なしか温かく見えると思います。
 はるか南洋から循環式湯たんぽとして「暖」を運んでくれる「黒潮」が目の前を流れていますからね。
 峠から見ると、日によっては沖の方が岸寄りに比べ、うんと黒っぽいのが分かります。
 その黒いのが『黒潮』です。
 名前の通り、「黒潮」は黒いのです。
 今の時期は太陽は低いところにあるので、海がやたらと光るので分かりにくいかなあ…

 ちなみに、熊野市内でも海岸線は暖かですが、一山越えた山間部だといきなり寒くなります。
 夜中の気温は5度ほど違います。
 わずか10Km足らずの道のりで、片や毎晩マイナスの世界、片やプラスの世界です。
 夜間走行の車は、南国だからと決して油断しないことです。
 国道42・168・169・309・311号線…それぞれ、温帯から亜寒帯へ急変します。
 周りに雪が無いのに路面が凍っていると言う最悪の事態もあります。
 道が空っぽで走りよいですが、山間部の走行にはこの「凍結」と「鹿」「いのしし」「ウサギ」「狸」「きつね」には気をつけてください。
 一時期は「口裂け女」のうわさもありましたが、山間部では夜中に人間に出会うことはほとんど無いと思います。
 着物姿の女の人が立っていたら…
 怖いでしょうね。
 まあ、ややこしい伝説も無い地方ですからその心配は無いでしょう。


熊野市周辺地図です


by je2luz | 2009-12-23 11:11 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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