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LUZの熊野古道案内

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2009年 12月 03日

熊野の旅 探せば見つかる・・・

 紅葉は昼と夜の歓談の差が大きいほどきれいになるのだそうです。
 でも、第一番に紅葉する木が無ければ始まりません。
 紀州は木の国、江戸時代から始まった人口育林がどんどん広まって見事に杉と桧の山になっています。
 平地も少なく、農地もなし、人もそんなに居ないので生活を支える雑木山がそんなに要らなかったのでしょうね。
 それでも私が子供の頃には集落のそばは農業用の腐葉土を作ったり、牛のえさを刈ったり、炭を焼いたりするための雑木の部分が残されていました。
 それが、牛も居なくなるし、肥料も化学肥料になるし、燃料も石油に変わり次にプロパンガスになるし…お金にならない雑木の部分は少しずつ植林されて減ってしまいました。
 元々、雑木山にしても温帯性の照葉樹がたくさん生えてくる場所です。それれらは事実上、紅葉しません。
 このように、この辺の山はほとんどが植林された針葉樹で、ほんの少しある雑木山も紅葉しない木が一杯混じるし、さらに、温暖なところなので同じ樹種でもきれいに色づかない…
 秋になると、緑の山々の色が少し元気の無い緑になるのですが、カラー写真にしても区別が付かないような変化です。
 春の山桜は一本でも緑の山の中で「ここに居るぞ!」と存在を主張しますが、もみじでは1本でそこまで主張できる物は無いですね。
 イチョウの大木でも混じっていればわかるでしょうけどね。
 それに、林業家にとって枝を広げる雑木は邪魔者なので、大きくなる前に切り倒しますからね。
 山桜は巨木にすれば高く売れるかもしれないと言うこともあるのですが、残されますね。
 ほとんど金にならないのですが、日本人は桜が好きですからね。
d0045383_11464961.jpg

 そんなところですが、山道では探せばきれいな紅葉もあります。
 写真にするのなら、一本のもみじでも十分なのですけどね。
 黒い杉の木立を背景に黄色の葉っぱ…
 暗い谷間に一枝の赤いもみじ…
 その方が絵にはなります。
 でも、紅葉狩りにはなりませんね。
 
 ちょうど今頃が「熊野古道」の道筋でもみじが見られる時期です。
 奥入瀬・八幡平・香嵐渓…
 そんなわけには行きませんが、見落とさなければ見られます。
 街中の井の頭公園に負けるかもしれませんけどね。
 いや、大通りの御堂筋には勝てないでしょう。
 でも、ここの道の先には「神々」が居られますし、「極楽浄土」にも通じているそうです。


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2009-12-03 11:57 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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