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LUZの熊野古道案内

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2009年 11月 28日

熊野の旅 リゾート法 夢?の跡 金山パイロット

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 建設中のこの巨大な木造建築物は、「熊野市立金山保育所」です。
 かの「里創人・熊野倶楽部」と同じく、かつての農林省ご推薦の「金山パイロット蜜柑園」の中にあります。
 「里創人・熊野倶楽部」は上の写真の左の方の電信柱の後ろの山の稜線にあります。ワイドレンズですから遠くに見えますが、手を振れば見えるところです。
 金山地区は熊野市でただ一箇所人口が減らないで済んでいるところです。
 中心部が廃墟になり、昭和30年代、40年代に開発した駅裏一帯も埋まっていないのに、公が宅地分譲をしてまで、人を移動させているからです。
 だから、今ある保育所を建て替えて、大きくしているのです。
 まあ、木造で建てているだけましな方でしょう。
 少々、風のあたりがよろしい場所ですが、眺めはそこそこよいところです。
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 上の建物は「熊野市立金山小学校」です。
 この建物を建てたときには、まだ、『リゾート法』は生き残っていました。
 そして、「里創人・熊野倶楽部」の場所には「フルーツフラワーパーク」だとか「スポーツ交流施設」だとかを作る青写真がかかれました。
 そして、この辺一帯は「ゴルフ場」の絵図面ができていました。
 もちろん、18ホールの山岳コース?です。
 そのころには、日本中でゴルフ場過剰が始まり、「会員権詐欺」といわれるような破綻例や建設途中での投げ出しがおき始めていました。
 飛行機で日本の上を飛ぶと、ゴルフ場だらけ…という時で、熊野のように名古屋から220Km、大阪から180Km…コースはぎりぎり18ホール、傾斜はきつい、雨が多い、夏は暑い…遠いは、狭いは…のところに客も来るはずもなし、会員権も売れるはずも無し…しからば、『パブリック』で…
 「発電」でスタートして、それがだめなら「農業用水・多目的」に変え、それも駄目なら「治水ダム」に変えてでも作ろうという、作るのが目的の公共事業の発想と同じだったのです。
 違ったのは、運営するのは「お役所・外郭団体」ではなく、「民間企業」ということです。
 おかげさまで、建設途中で投げ出すようなことになる前に、数千万円の設計書だけの被害で済みました。

 そのゴルフ場のあおりでこの小学校の敷地は狭くて変形しています。
 ゴルフ場も青写真しかないのですし、ここは「金山パイロット蜜柑園」で好きなだけ切り取って使えるのに…
 写真でもわかるように、校舎の後ろもぎりぎりまで荒地が迫っています。
 「あと20mで良いから、後ろまで削って、校舎管理用の通路を確保して校舎も少し後ろに下げて敷地を整えてくれ…」と、要求したのですが、声を出したのは私一人…リゾート法に遠慮したのか地元からも声がなし…
 で、こうなったのです。もう直せません。
 予想通り、ゴルフ場は出来ず終いでした。
 学校よりリゾート…なんですねえ…
 そして、誰も乗ってこない企画を復活させ、全部お役所で作ったのが「熊野倶楽部」なんです。
 役人の執念ってすごいですね。
 違う方向に向かってくれれば…

 そして、学校にでも使えなかった蜜柑園に、下の写真のような宅地分譲が…
 都会の均衡ではなく、熊野市の郊外ですよ。
 このすぐそばにも、旧・金山小学校跡地を使った分譲地もあります。
 すでに戸数が一万まで減っている熊野市で、その1%も引越しさせるんですからね。
 ダムに沈むわけでも無し…
 ???
 うんと先を読み、地球温暖化・海面上昇。日本列島沈没に備えたのかもしれません。
 地盤は悪くないし、海抜数十メートル…
 台風対策さえしておけば日当たりはよいし、風通しもよいです。
 坂の上ですが老後の生活にもよいかもしれませんよ。
 まだまだ空き地だらけですから、造成分譲するのかもしれません。
 廃墟化した市街地の土地は売れる見込みはないですけどね。
 民業圧迫…でも、看板は「地域活性化」でしょうね。

 カメラはソニーα350+シグマ10-20ズーム


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2009-11-28 12:14 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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