熊野市の祭りの中では二木島町の「舟こぎ祭り」と並んで特徴のあるお祭りとして観光ガイドブックにも顔を出す、この育生町の「どぶろく祭り」は良く考えると。『左党』でないとこれと言って何も無いお祭りなんですよね。
神事とか取り立てて変わったものではないし…
主役の『どぶろく』が登場する前に、脇役の『おつまみ』が準備でおおわらわです。
他の祭りと違い、集まってくる人の目的が「お口に入るもの」なんですから良く売れます。
神事は11時前から行われていますが、祭り本番は12時ごろからの「どぶろく」の振る舞いが始まってからです。
もっとも、その前からテント掛けで用意された生ビールを飲んで宴会状態のグループもありましたけどね。
お昼ごはん時にもなるので、お弁当の類もたくさん並んでいて、食べる物には不自由しないお祭りです。
お隣の上北山?から『ゐざさ寿司』も来ていました。
地元・育生町の婦人会などが中心になって、寿司にお餅におでんなどずらりと並んでいます。
小ぶりのサツマイモが袋にどっさり入って500円なんてのも売れていましたね。
表には出ない形で、「猟友会」が「鹿さし」「鹿のたたき」も食べさせていました。
山のど真ん中…鹿やイノシシに泣かされているところですから、猟の本場でもあります。
ここも若い猟師がいなくなってきて、本格的に鹿や猪を追いかけるグループも減ったようです。
以前は焼き物の湯飲み茶碗もあったようですが、今年は専用の紙コップを買えば、後は「飲み放題」と言う『酒飲み天国』のお祭りです。
神事が終わってすぐに「拝殿」に行けば、お下がりの「お神酒」がいただけます。
こちらはもちろん無料です。
でも、「お下がり」を戴くのですから、「初穂料」とまでは行かなくてもお賽銭くらいは…
???
お祭りなので片付けてあったのかな?
賽銭箱には気が付きませんでしたよ。
「どぶろく」は戴きませんでしたが、『ネタ』を戴いてきたのに、お賽銭も供えないで来ました。
カメラは
ソニーα350+シグマ10-20ズーム
熊野市周辺地図です