南の国、牟婁の地にも冬はやってきつつあります。
北国ほど厳しい冬になるわけではないのですが、南の人間にとってはちゃんと寒く感じるのです。
綺麗な紅葉が無いままで何となく茶色っぽくなってゆく山々ですが、ところどころには黄色や赤の模様が入ります。
海のほうでは、夜になるとサンマを捕る「ぼけ・棒受け網」のいさり火が見られます。
あまり目に触れる事はないのですが、磯の近くでは「刺し網」でイセエビ漁をする船も出ています。
写真は鬼ヶ城です。
夜中の海で、磯のすぐ傍で船を操っています。
ほんの少し油断すれば岩場に叩きつけられる場所で頑張っていました。
こうした操業をしている船を見ることも殆んどないですし、取れた「イセエビ」にお目にかかることもほとんど無いですね。
冬の味覚なんですけどね。
子供の頃の結婚式の折り詰めなどには、必ず「イセエビ」が入っていたものなのですが、最近では海老といっても輸入品の小さな物に化けていますね。
語彙の少ない英語でも、でかいのと小さいのは分けているようですね。
「ロブスター」と「シュリンプ」…
違いますよねえ…
山のほうでは、明後日23日には熊野の山奥、「育生町」で「どぶろく祭り」があります。
秋祭りの最後でしょうね。
他の秋祭りは、刈り入れが終わって、収穫に感謝する祭りですが、この育生町『大森神社』のものは、取れた米で『どぶろく』を仕込んで神様に献上し、みんなで祝うものですから、その分、少し遅くなっているようです。
一山越えれば行けるのですが、今まで一度もお参りしたことがありません。
今年はちょっと覗いてこようかな…と、思っています。
酒飲みじゃないし、車ですから、「どぶろく」を飲むわけには行きませんけどね。
焼き物の湯飲み茶碗か紙コップを買えば後は飲み放題だそうです。
天気も明日の日曜日は雨になりそうですが、勤労感謝の日は回復しそうです。
予定通り出掛けたら、報告します。
取り立てて予約の必要も無いようですから、今から思い立っても大丈夫ですよ。
カメラは
ソニーα350+シグマ10-20ズーム
熊野市周辺地図です