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LUZの熊野古道案内

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2009年 11月 17日

熊野の旅 紀伊長島は  1

 紀伊長島と言えばまず浮かぶのは、「漁業の町」と言うことでしょう。
 港、船着場、魚市場そして漁師町・・・「長島地区」とその向かいの「中ノ島地区」はまさにそれで街が出来上がっているところです、
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 天然物、養殖物を含めたくさんの水揚げを誇る漁港です。
 しかし、統計では取扱貨物の総トン数は砂利や石材の方が多いということになっています。
 船の出入りはこの五年間だと横ばい状態だということです。
 遠洋漁業の基地としては、冷凍施設や加工工場、そして、消費地への距離、知名度などで全国的にどんどん集約化が進んでいるので、紀伊半島の漁港などはみんな苦労している物と思います。
 都会の人から見れば、鵜殿・木本・磯崎・遊木・二木島・三木里・九鬼・尾鷲・引本・錦・長島などと言うより、焼津・清水・銚子などというほうが、有名でおいしい魚のイメージが湧くのですからね。
 紀州の材木が吉野に運ばれ、「吉野材」に化けるのより、境目のない、まして遠い海の魚なら高く売れるブランドのところに集まってゆくのは仕方ないともいえます。
 それでも長島などは頑張っている方だと思われます。
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 深い入り江にはたくさんの漁船が係留されていて、あちこちで漁師さんが日向ぼっこしたり、漁具の手入れをしています。
 漁村なら何処でも見られる光景です。
 そして、何処の漁港でも共通しているのは、こうした漁師の人や、まちの人が人懐っこいことです。
 『兄さん、どこからきたんかな』
 『危ないで!落ちんといての…』
 などと声を掛けてくれることも多いし、忙しくない時には声を掛ければ色々と地元の事を教えてくれますね。
 公式のパンフレットにはない面白い部分のことも出てきますからね。
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 この日は団体行動でしたから、自分の気に入ったところで座り込むわけにも行かないので、まさに立ち話程度で終わりましたが、この漁師さんたちも膝を付いて写真を撮っている私に…『兄さん。そこ濡れとるで…こっちからとらんし…』と、声を掛けてくれました。
 下の写真を撮っているときでした。
 だから、次のカットは上の漁師さんの写真になっています。
 時間があれば30年40年前の長島の話が聞けるのですけどね。
 お百姓さんよりは漁師さんの方が大体において話がしよいです。
 一見閉鎖的に見える漁師町ですが、そんな一面もありますからね。
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 東京の人は仕方ないですが、他の土地から来た人は普段の言葉で話す方が、通じさえすれば向こうも気楽になってくれますよ。
 余所行きの標準語は不自然で、「上品ぶって見える」事もありますから、べちゃんと座り込んで話し込むには向きません。
 向こうも疲れますからね。
 こんな時、私は出来る限り「木本弁」「飛鳥弁」「紀州言葉」の混じった話し方を心がけます。
 そして…
 「兄さん、熊野の方かいな?」とか言わせたら、それだけで随分打ち解けますからね。
 せっかくその土地に行ったのなら、少しは地の人の話も聞かなくては損ですよ。
 「鶴瓶」のように家の中まで上がりこまなくて良いですけどね。

 それから…
 こんな場面で「二眼レフ」を首から掛けていると、おじいさんの年代の方は興味を示してくることが多いです。
 70歳以上の人だと、若い頃に二眼レフを使った記憶があるからです。
 「俺も持っていたなあ…」とかね。
 ちっちゃなデジタルカメラでは嫌がる写真も、大きなカメラなた撮らせてくれるし、二眼レフならアップも撮らせてくれるものです。
 おばあちゃんにはあまり通じない、「二眼レフの魔法」ですね。
 この日も、二眼レフも持っていて、背中のザックの中に入っていたのです首から掛かっていませんでした。  それでも、二台のカメラを使っていたので、向こうから…「昔は上から覗くので撮ったもんじゃが…」と言い出しましたからね。
 ほんの少し時間があったら、取り出して覗かせてあげると、若い頃を思い出して喜ぶのですけどね。
 やっぱり、団体行動では思うように写真も撮れないし、話も聞けません。
 フォーラムの話は聞けましたけどね。

 旅は一人に限ります。
 いやいや…
 話が聞けなくても、写真が撮れなくても…
 二人の方が楽しいでしょうね。

紀北町紀伊長島周辺の地図です
 

by je2luz | 2009-11-17 13:10 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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