人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2009年 11月 10日

熊野の旅 熊野古道歩き 年齢層

 日本全体が高齢化しているからだけではないのでしょうね。
 一大観光ルートの脇に住んでいて思うことです…

 昔々、「新島」なんて孤島が、通称「処女捨て島」などと呼ばれて、女の子がワンサカ集まり、それを追いかけて男の子が群がったことがあります。
 そして、「倉敷」「萩・津和野」が流行って…流行じゃなくても「京都」は女の子が好きな町だし…

 それに引き換え、世界に轟くはずの『世界文化遺産・紀伊山地の霊場とその参詣道』のほうは、「元・乙女」、「元・青年」の多いこと…
 イメージが合わないのでしょうね。
 「ハイキング」なんて言葉も忘れられる時代ですし、『トレッキング』と言うようなハイカラな物でも無いですしね。
 おじ様、おば様はきちんと服装もそれなりに整えて来られています。
 不便な『熊野古道』は歩き出してしまうと、5Km、10Kmの山道は歩かなくてはならないですからね。
 京都や倉敷のように、「くたびれたからタクシーに乗ろう…」なんて出来ませんからね。
 江戸時代でも、東海道・中仙道じゃないから、籠も馬もままならなかったでしょうね。

 今の季節、イメージ的にこうして山を歩く旅には合っているように思えるのでしょうね。
 熊野古道歩きの人を見かけるのはこの季節が一番多いです。
 12月・1月・2月…寒く感じるらしく、減りますね。
 「熊野古道」でも「伊勢道」は海岸線ですから、真冬でも寒くないのですけどね。
 おまけに、山道を歩く観光地ですから、「寒い」なんて感じていられないんです。
 でも、「家を出る」と言うこと自体が億劫なのでしょうね。

 これからのシーズンが、『熊野の味』が生きてくる時なんです。
 まあ、特殊な物以外は、食い物が美味くなるのは晩秋から冬ってのが相場なんですけどね。
 なにしろ、『熊野のサンマ』は今からなんです。
 『サンマ寿司』も『サンマの丸干し』も、本当は今からのものなんです。

 これをやられると困るのですが…
 昔の「山行き」(山働き)は、弁当に『サンマの丸干し』(サイレの丸干し)を持って行きました。
 『高菜の寿司』(めはり寿司)と『サンマの丸干し半匹か1/3匹』が定番だったのです。
 昼になると焚き火をし、こいつを掻き出した炭火の上に乗せて焼き、熱々をおかずにしたのです。
 腹はぺこぺこだし、「炭の直火焼き」なんですから、まずいわけがありません。
 郷土料理の店で上品に焦げ目も無いような焼き方で出される物と違って、灰まみれ、焦げ焦げですけど、これぞ本物の味でしょう。
 この昼飯の焚き火で夕方頃に山火事が始まる…なんてのも在ったのです。
 素人が山で焚き火をすれば、その場で山火事になります。
 地面自体が腐葉土で燃料ですからね。

 山で焚き火をされると具合が悪いのですが…
 浜で焚き火をするのは「国際法」でも禁止されているのですが、人の居る日本の海岸では一応お咎めは無いようですし、七里御浜の片隅で、ちょこっと火を焚いて、お店で買ってきた「めはり寿司」、「おにぎり」に「サンマの丸干し」アジの丸干し」でお昼を食べたら、「本物の熊野の味」を堪能できると思います。
 バーベキューにしちゃったら味気なくなりますよ。
 そんな大層なものにしないで、貧乏たらしく、ささやかに、隅っこでやるほうが似合う食べ物なんですからね。

 浜の焚き火は『遭難信号』と言うことなんです。
 浜の焚き火を見かけたら、通る船舶は通報し、可能な限り救助に向かわなくてはならないのです。
 映画のシーンみたいな物なんです。
 
 そうそう…
 「サンマの丸干し」は手掴みで食べる物ですよ。
 箸で食べたのでは味が出ません。
 掴まえた指もしゃぶっておかずにしなくては…
d0045383_11175585.jpg




熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2009-11-10 11:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/10438826
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 自己PR 写真展示      熊野の旅 広報折り込み広告 >>