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LUZの熊野古道案内

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2009年 10月 29日

熊野の旅 裏の粋

 前にも書きましたが、日本の古い町並みは軒先が道に出るくらいまで前一杯に建てられています。
 古い町並みだと、間口も狭く、3間とかせいぜい5間位しかなく、横の壁が隣の壁とくっついている家が殆んどです。
 表向に向いては引き戸の玄関、通りに直接面した部屋の窓は木の格子が嵌っているのが伝統的な民家で、端から端までガラス戸に成っているのがお店屋さんでした。
 そんな古い町並みでは、庭は人に見えない中庭や裏庭です。
 もちろん、格好つけて個性の出せる「塀」や「門」なんて表には作れません。せいぜい、玄関の戸にこったり、格子をいじったり程度です。

 そこで、考え出したのが、裏の「セコ」に面した側のおしゃれです。
 柄行きで競えない男物の着物の時代、ちらりと見える羽織の裏にものすごく請った時代があったのと同じでしょう。
 そんな日本人の『粋』と言うようなおしゃれの流れを汲むような景色が木本の「セコ」にも残っています。
 和風のものだけではなく、近代風、前衛風のものもあります。
d0045383_1056195.jpg

 近所の人以外は殆んど通らない「セコ」なんですが、その町の粋さ加減が見える場所でもあるでしょうね。
 殆んど人目にも付かないのですから。チョイチョイッとブロックでも積んでおけば住む場所なんですけどね。
 古い町にはそんな路地裏が一杯在るはずなんです。
 効率一点張りの貸しビル街ではその粋さ加減も消えていますけどね。
 繁華街の路地裏は表の賑わいの逆でうら悲しさを感じますが、木本の路地裏などは、地味な表通りに比べ、どんな人が住んでいるのかをしのばせるところがあります。
 旅なれた人はそんなところを探して歩き、ガイドブックに無いその町の「素顔」?「寝顔」?を見て回るようです。
 私は割合とそんなところに入り込む癖があるようです。
 表通りを歩けない人生を送ったわけではないのですけどねえ… 



熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2009-10-29 11:04 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by くまさん at 2009-10-30 02:48 x
せこを「ひまえみち」というのは、なぜですか?
教えてください。
Commented by je2luz at 2009-10-30 12:47
くまさん へ
 この回答は明日のブログに書きます。
 ネタ不足の時ですからちょいとしたことで一日稼げますからね。
 10月30日のブログを読んでください。


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