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LUZの熊野古道案内

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2009年 10月 06日

熊野の旅 日本全国過疎地だらけ

 平成10年代後半になって「過疎地」は激減したのでしょうね。
 実態はどんどん進行しているのですが、過疎の村や町が大きなところに吸収合併されて、統計上の「過疎」の場所は減ったでしょう。
 私たちには、集落、集落も目に入りますから、「あそこは過疎が進んで、もう限界集落だなあ…」と感じますが、中央から見ると地方自治体単位の数字で見ますからね。
 熊野市も過疎地に準ずる自治体ですが、典型的な過疎地だった「紀和町」は消滅しましたからね。
 こんな風に3300あった市町村が1000ほど減りました。
 減った多くが『過疎指定の自治体』ですからね。

 日本だけではなく、世界中で人口の都市集中が進んでいます。
 農耕中心の社会構造だった頃には、流通部門や小さな工業的な部門以外、町に行っても仕事が多かったわけでもなかったのですが、産業革命の頃から段々様子が変わり、工業と商業が経済と国を引っ張り出しました。
 百姓など田舎での生産者が段々割に合わなくなってきたのです。

 日本国はその国民の器用さと勤勉さで大きく発展したと言われていますが、世界の変遷の最先端を走っているような物です。
 この狭い国土で大勢の国民を養うためにはその道しかなかったでしょう。
 国民がのんびり田舎で平穏に生活していたら今の日本の繁栄はなかったのですからね。
 明治以来、ひたすらこの方向で国全体が走ってきたのですから、当然こうなってくるのです。
 まして、アメリカ流の経済原理が支配する世界では対策を打つと言っても大変でしょう。
 まさか、富の再配分のために社会主義国家を樹立するわけにも行かないでしょう。
 田舎では「錦の御旗」か「お題目」のように、『公共事業』を言いますが、そんな物で社会構造が変わるはずが無いのはこの何十年もの高速道路網の整備などで分かっているはずなんですけどねえ…
 まさに、洗脳教育が行き届いているようです。
 出来た物が何かを生むものでも無し…
 10億100億なんて金も一時的に動くだけ…
 それも、地元の土建屋や土方に入るわけではなく、ゼネコンとか重機メーカーとかの大手に戻って行くだけです。

 日本がもう少しして「貧乏な国」に戻ったら、田舎で生活することのメリットが大きく感じるようになるかもしれませんね。
 その頃になると、まともに働きもしないで六本木やお台場界隈で浮かれる種族が居なくなりますからね。
 と言うより、そんなことやってられなくなり、しっかり働いて飯を食わせてくれる田舎の男の方がたくましく見えますからね。
 もっとも、私などは田舎で暮らしていてもちっともたくましくは無いですが…

 世界観・人生観まで変えないと、社会構造、経済構造は中々変わらないでしょう。
 それは「学校教育」なんて一部の問題ではないのでしょう。
 家庭の中の会話などから、テレビの放送…全般が根本的に変わらないとね。
 田舎でも、『もっと勉強しなさい』、『頑張って高校へ行きなさい』、『大学に行かなくっては…』と言って子供を育てているのですからね。
 この、明治以来の教育風土は変わっては居ませんね。

 私は林家の次男坊です。とりあえず私の代は林業で食べられる見込みがあったのですが、今のように材木が落ち込まなくても、子供から孫まで「林業」では食えないのが分かった居ました。ここで食うなら「兼業林家」で無いとやってゆけないのです。
 まあ、私は祖父が植えた山を食ってゆく「キクイムシ」でやってゆけても、私が切って跡に植えた木は子供の代では切れませんからね。
 私は「キクイムシ」でも跡に木を植えてあります。
 しかし、最早、山からは食い扶持も取れませんから伐採跡に植林が成されなくなっています。
 防災上は雑木山のほうが良いのですが、雑木山に戻る前に山が抜けてもおかしくないのです。
 それでも、国民の大部分は、「安けりゃあ、盗伐の木でも何でも良い」と、再生産も無い外材を使いますね。
 他の物でも同じです。
 「安けりゃあ良い」…そんな感覚をも変えないと、過疎の解決の入り口にも行かないはずなんですけどね。
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 これはおとといの運動会でのバトンリレーですが、田舎では世代間のバトンリレーが出来なくなっています。
 昔のように、「立身出世」を口にすることも減りましたが、それに似た感覚が親にもありますからね。
 リレーではなく単独の徒競走の出発点が田舎だったのです。
 でも、そろそろスタートラインに立つ走者が居なくなってきています。

 日本は世界最速で人口減少に突っ込むのだそうですね。
 それでも、高速道路は田舎まで引っ張るのだそうです。
 「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く!」 なんてのがありましたね。


 カメラはSONY α350+SIGMA10-20ズーム、MINOLTA80-200ズーム使用


熊野市周辺地図です


by je2luz | 2009-10-06 12:10 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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