LUZの熊野古道案内

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2009年 09月 25日

熊野の旅 秋色 旧・奥川邸 ツアーデザインセンター

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 古びた台所の上がり框に竹ざるに入った『栗』…
 傍には『徳用マッチ』・・・
 かまどには火が入っていませんでしたが、『田舎の秋』がありました。
 少し、『栗』が沢山ありすぎかもしれませんけどね。

 ここは毎度取り上げている木本町の旧家・奥川さんの邸宅が熊野市に寄付され、熊野古道歩きの人の休憩所として解放されているところです。
 管理しているのが「紀南ツアーデザインセンター」です。
 毎度のことながら、なんとも名前が似つかわしく無いんですが、中身は中々良い物です。
 無料開放、茶の湯(番茶)の接待・・・
 採算に関係ない接客だけに、自然であり好ましい物です。
 この団体の存在がどの程度有効なのかどうかは検証しづらいのですけどね。

 開放している座敷の装飾やこうした台所などに置かれる物も、細かい心配りが出ているのも、商業主義を離れた心の余裕がスタッフにあるのかもしれません。
 
 熊野市の入り口には、『歓迎・熊野市』と書いた看板が立っていますが、あんな看板は意味も無いですが、本来の歓迎はここのような物なのでしょう。
 しかし・・・
 ここは心が和む良いところですが、『観光産業』にはなれないでしょう。
 難しい物です。
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 この時は焼き物を展示していました。
 物産会館とか資料館などで展示と違い、『座敷』での展示なので、ぱっと見は見にくいようですが、この方のように座り込んでじっくり手にとって鑑賞される方も居られる様に、うんと身近になるのかも知れません。
 照らしているのは部屋の真ん中の電灯と縁側からの自然光だけです。
 こんな条件で使われるのがこうした焼き物なのですからね。
 演出ではなく、普通に置いてあるってことですね。
 ちょいと数が多いだけで・・・

 100年ほどかけてかまどを焚いて、すすべた黒光りする、人の臭いのする民家…
 白い木をいきなり塗料で黒く仕上げた人工の臭いのする官製の施設…
 どちらが安らぐか…
 どちらが熊野に合うのか…
 ぜひ、判断するためにも熊野に来て、両方をご自分の目と感性で確かめてください。


 カメラはSONY α350+SIGMA10-20ズーム使用


熊野市周辺地図です




by je2luz | 2009-09-25 11:10 | 熊野 | Trackback | Comments(3)
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Commented by ピロリン at 2009-10-03 15:56 x
まだ夏の風情を感じるお写真ですね。私が訪ねた時は入口近くの間で事務方がゴチョゴチョやっていて、こちらの御宅でも嘗てはソロバンが弾かれたことがあっただろうかと考えたりしました。当方、栗の木があまりないので栃の実をいじっておりますが、灰の適量が見極められずに居ります。どうもムダに多くの木灰を放り込んでいるような気がしてなりません。また木灰も、昔囲炉裏から廃棄物的に出てきたものだったとしても、一年分をこの収穫の時期にアク抜きするなら何かに貯めて保存してたのかと考えると木灰は古くなったりしなかったのかとか疑問も尽きません。それでも栃の実も旨いですけど、栗の実はそのままで美味しそうで羨ましいです。しかし栃の実を食うようになってようやく、栗のお菓子ではない一面に気づかされました。
Commented by je2luz at 2009-10-03 20:39
ピロリンさんへ
 ***
 この辺でも「栃餅」を搗く家があったのですが、今ではみやげ物用の以外で作る家はほとんど無くなったようです。
 栃ノ木は少し前に特用林産物とかで植えたところもあり屁っては居ないようですが、なんといっても「あく抜き」なんぞという難しい過程がありますからね。
 我が家は昔も搗きませんでした。貰って食べるのが専門でしたが、中にはひどいのもありましたからね。
 難しいのでしょうね。
 その点栗は楽ですね。
 ゆでても、焼いても、ご飯に入れても…
Commented by ピロリン at 2009-10-10 19:56 x
そうですか、まだ栃の木林はありますか!薪ストーブでもなければアク抜き用の木灰も存分に得られない時代です。囲炉裏を使っているお宅も少なくなっているのではないでしょうか。自分には木灰を得る方法として囲炉裏で薪を燃やすことくらいしか思いつかないですが、他に木灰を得る方法もあるのでしょうか。お土産用生産なら木灰を買ってくると言うのもアリなのかもしれません・・・。

熊野のアク抜きは2回やるので味の方ではマイルドに仕上がるらしいと聞いております。ひどいもの・・・(笑)分かります。手間を入れないとひどいものです(笑)手間をかければ手間が雑でも栗と同じくらい美味しいと思っていますけど(笑)


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