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LUZの熊野古道案内

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2005年 06月 20日

熊野古道の周辺 新鹿・・・紀州御影の産地

 新鹿(あたしか)は紀勢線で名古屋方面から来ると、昨日の二木島駅の次の駅です。前にも取り上げたようにここは紀伊半島でも指折りの海水浴場です。
 進行方向左側に白い砂浜の海岸が見えます。
 この白い砂の元になっているのが左手の山から流れてくる紀州御影石の砕けた砂です。
 ここ新鹿から山に切れ込んだ谷沿いに街道が一本山の低いくびれに向かって延びています。これが『八丁坂』と言われる峠越えです。今は県道『新鹿佐渡線』として開通しています。
 この一体の山は紀州御影石の岩で出来ています。硬い紀州御影石は石垣の材料としては優れています。古くは大阪城にも送られたと言う話もあります。この石垣用の石材を切り出すため昔からこの新鹿には全国から『石工』が集まったようです。陸路はどこへも通じていなかったあたしかの石材は船によって搬出されていました。紀勢線が開通して新鹿駅は石材積み込みで賑わったこともあります。しかし、紀州御影は木目が少し粗く、墓石には適さないため、石垣専用のけんち石として採掘されたため、付加価値が低いものでした。
 時代と共にけんち石はコンクリートのなり、住宅用や公共土木では、積みにくいけんち石は使われなくなって行き、新鹿から石切の風景は消えて行きました。
 国道311号線や県道新鹿佐渡線沿いに石切り場の跡が残るだけです。
 紀州御影で出来た山の一角にきれいなが一つあります。後ろの龍門山から流れ出る川が作り出すものですが、山が浅いため、渇水期には消えてしまいます。姿のきれいな滝なのですが、運の悪い方は見られないでしょうね。
 このきれいな山並みを切り裂くように高速道路が作られるとのことです。湯布院じゃないですが、トンネルばかりで道路が見えないようにしてしまえばよいのですが・・・



by je2luz | 2005-06-20 12:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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