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LUZの熊野古道案内

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2009年 09月 11日

熊野の旅 熊野古道の手入れとイメージ

 熊野古道・松本峠の整備は一段落して、手を入れることも少なくなっていますが、今度の取材で目に付いたのが、頂上の地蔵さんの周囲が綺麗になっていたことです。
 頂上なのに、薄暗くて昼間でも少し薄気味悪い感じがするくらいでした。
 それがお地蔵さんの周囲が少し炊けなどが切られて明るく日が差していました。
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 この地蔵さんは江戸時代に鉄砲で撃たれたことがあると言う伝説のあるものです。
 夜中にこの峠を越えていた猟師の大馬新左衛門とか言う人の前に、何かが立ちふさがったので思わず撃ってしまったとか言うはなしです。
 火縄銃時代に、夜中なのにすぐに撃てる状態で火縄をセットした鉄砲もって歩いていたかどうかは別にして、まあ、怖いところだったのでしょう。
 地蔵様が通行人を脅すのもどうかと思うのですがねえ・・・
 でも、この伝説にとっては、すこし、不気味な雰囲気のある峠で無いといけませんね。
 何しろ、今は日が暮れてから峠を越える人は居なくて、観光客は真昼間に説明文を読みながらこの地蔵さんを眺めるのですからね。
 お化けやしくとは言いませんが、自然の演出も・・・
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 『松本峠』は以前に『弱脚者の熊野古道』とタイトルを付けたことがありますが、上の駐車場まで車で上がると、頂上まで300mほどしかありません。
 石畳でそんなに歩きよくは無いですが、這って行ってもそんなに時間の掛からない。雰囲気たっぷりの『熊野古道』です。
 本格的なハイカースタイルの人が多いですが、普通の観光客スタイルのお客さんも見かけられます。
 径をそれようにも、わき道は展望台に行く道一本です。
 その先には鬼ヶ城の山城跡だけです。
 そちらに向かって迷子になっても行き止まり・・・落っこちれば命が危ないですが、道を探して引返せばすぐに松本峠越えの道にぶつかるか下の道に出るかですから、まあ、道に迷って飢え死にするような心配の無い街道です。
 さすがにハイヒールだと困りますが、パンプスならほんの少し機をつければ越せますね。
 
 このお客さんたちに、「この峠も少し前まではもっと薄暗かったのですよ」と説明すると・・・
 「暗い方が鉄砲で撃った…って言う話がピント来るのにねえ・・・どうして切っちゃったのかしら?」と、私と同じ感想を述べていました。
 まあ、休憩用のベンチもあるし、暗くてじめじめしているとイメージが悪いと思ったのでしょうね。

 かくかように、熊野古道の保全などと言う物は難しい物です。

 昨日も書いたように、通行人が少なくてせっかく上手く苔むした石畳も、「危ない」と解釈されたら除草剤をまいてでも枯らすでしょうしね。
 丸い石が危ないとなれば引っ剥がすでしょうし・・・
 『世界文化遺産』は大切に現状保持する物で『観光地』では無いんですよね。
 でも、誘致運動の主眼は「観光開発」ですね。
 今、運動中の各地も同様だと思います。
 知床の『世界自然遺産』ほどで無いにしても・・・


 カメラはソニーα350+シグマ10-20ズーム


熊野市周辺地図です


by je2luz | 2009-09-11 11:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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