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LUZの熊野古道案内

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2009年 09月 10日

熊野の旅 流行らなくて良いことも・・・

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 この、感じ良く苔むした石畳の道・・・
 立ち入り禁止にしたお庭の道でもなく、使われなくなった山道でもありません。
 『世界文化遺産・松本峠』の石畳です。
 ここに来た人の全員が通るところです。
 道幅、一間程度・・・さほど避けて通る場所も無いのですが、このように苔むしていい感じになっています。
 人が少ないと言うことの照明なのですが、その、数少ない来訪者にはすごく良いことですね。
 難点は・・・
 少し湿るとものすごくすべると言うことですね。
 随分、こけそうになったりこけた人が居るようです。人が少ない割りに確率は高いようです。
 心配なのは、何でも訴訟で、自分のことは棚に上げる時代ですから、けが人が出たりすると結構な金額の損害賠償を訴えられるでしょうね。
 そして、その結果・・・
 苔の類は全部剥がされ、石もこんな歩きにくいのは剥がし、人工石の「綺麗な」階段、手すり付に化ける可能性もあります。
 とにかく、訴訟する方もする方だし、裁判所も裁判所だし、お役所は責任逃れのために手を移し…
 そうならないためにも、やたらといろんな人が来ない方が『文化遺産』を守るためには良いのかもしれません。見世物ではないはずですからね。

 この日は珍しく1時間ほどの間に9人も出会いました。
 でも、このピッチだと実働7時間で60人余りってことです。大した数ではないですね。
 だからこそ苔が蒸して風情があるのでしょう。
 
 すべるのが分かっている人は石に乗らないで、ほんの少しある地面の部分を踏んで歩いています。その部分には靴跡が一杯残っています。
 でも、登って滑ったあともありますしね。

 道の周りは地元のボランティアの人を中心に「山刈り」がされているので、すっきりしています。
 これも、年に何回もしないと、段々せり出してきて道幅が半分くらいになってしまうのです。
 その人たちも歳を取って来ているけど・・・

 久々の『松本峠』は苔むした石畳に、「つくつく法師」の声が響いて中々の物でした。
 「しずけさや 岩に染み入る・・・」 よりは、かなり賑やかな数が鳴いていましたけどね。
 真夏の「ミンミンゼミ」なんかだと、うるさくて風情どころではないかも知れません。


 カメラはソニーα350+シグマ10-20ズーム・10mmで使用


熊野市周辺地図です


by je2luz | 2009-09-10 09:46 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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