LUZの熊野古道案内

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2009年 09月 08日

熊野の旅 夏草や・・・

 『夏草や・・・』とくれば、「つわものどもが ゆめのあと」と、芭蕉の句が浮かんでくる物なのですが…
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 この公園は一応手入れはされていますが、芝を植えた公園ではありません。土の公園なのです。
 山間部の公園ではありません。熊野市の中心部の公園です。
 かつては、子供とお年寄りで場所取り合戦でもめたところです。
 段々、年寄りの勢力が大きくなって、ゲートボールの練習に使われることのほうが多くなっていました。
 だって、新興住宅地だから、年数が経つと子供が居なくなりますからね。
 昭和の時代は子供が居ました。
 昭和の終わりには減ってきました。
 平成に入る頃には年寄りが増えました。
 そして・・・平成生まれが成人になるころには、その年よりもゲートボールをする年でも無くなったらしいです。
 真ん中辺にすこしだけ草が無いところが見えています。
 他は遊具の周りまで綺麗に草が生えています。
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 滑り台の鉄板なんてのはピカピカに光っている物ですが、この滑り台は艶がなくなっています。
 何回もすべるとお尻が鉄錆で赤くなって、洗濯しても取れないでしょう。
 夏休みの最後の時なんですけどねえ…
 宿題に追われて公園にもこれない・・・なんて年の子が遊ぶところじゃないし…

 都市計画で作った公園・・・『足りない』、『狭い』と言われた公園・・・なんですけどね。
 こんな光景は何も熊野市だけでは無いでしょう。
 都会で暮らしている人の『故郷』の町はこうなってきているはずです。
 そして、都会でも、華やかに分譲された分譲地や、文化生活のシンボルだった団地の中にある公園もこんな感じになってしまったところもあるでしょう。
 ものすごく人工的な平面だけに、人の気配がなくなると寂しい物です。
 山里から人が消えても、自然に帰ってゆけますが、町中だけに自然にも帰れず・・・

 それでも、「公園を作れ」「遊具が無い」と言う声は今でもあるのです。
 まちが移動してゆきますからね。
 それに・・・
 昔のように、棒切れを渡しておけば一日走り回ってチャンバラをして遊ぶ時代じゃないですからね。
 たんこぶが出来たら「傷害事件だ」と騒ぐでしょうしね。
 それに、ガキ大将の統率が無い今の子供だと、「チャンバラ」ではなく「リンチ」になっちゃう可能性も強いですしね。
 ヘルメットをかぶり、防具をつけ・・・へなへなの道具で叩くのを『チャンバラ』なんて呼ぶ時代ですからね。
 「徳川家康」と「鞍馬天狗」と「旗本退屈男」が入り乱れて竹の棒で切りあうなんて創造性豊かで、殴られる者の痛みも体験する遊びはもう戻らないのでしょうね。

 ちなみに・・・
 私が育った山間部には『公園』なんて物はありませんでした。
 回り全部が公園でした。
 稲刈りの終わった田んぼなんて、野球場でしたね。
 「田んぼが固くなる!」と叱られながら…優しいおじさんの田んぼに移動しましたね。
 川上・青田・千葉…なんて時代でしたから…


 カメラはミノルタα7700i+コシナ19-35ズーム


熊野市周辺地図です



by je2luz | 2009-09-08 10:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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